自然界を見て、水槽内の飼育環境を考える。

楽しい飼育とは、管理が楽で、生物が長生きできる環境を作ることが大切です。

貴方も気付いたことがあるだろうが、自分のまわりの小さな自然の中に実に様々な情報が隠れている。普段さりげなく見ていた沼、湖、溜池には、面白いほど沢山の情報がある。このファイルでは、自然環境を考えた上で私たちの趣味であるAQUAの世界と比べたときに、何が正しくて何が間違っているのかを考えて貰いたい。

植物性、微生物群=植物性インフゾリア(植物プランクトン)
光(できるだけ太陽光線)を必要として、光合成をして生きていくことができるプランクトン。原種的なインフゾリアではあるが、生態循環には欠かせない存在である。主に動物性インフゾリアのエサとなり、生態循環の一躍をになう。

動物性、単細胞微生物群=動物性インフゾリア(動物プランクトン)
ゾウリムシ、ワムシ、ツリガネムシ、ミドリムシ、ミジンコなどが代表種である。有機物を初期分解して、バクテリアの働きに貢献し、仔魚や稚魚のエサにもなる。自然界でも川床などの目詰まりを防ぐなど・・・一番重要な役割をはたし、酸素を吸って二酸化炭素を放出し、植物の成長を助けている。

好気性バクテリア(明るい所と、多くの酸素を必要とするバクテリア)
多くは水面に住み、大量の酸素を必要とし、水面が酸素不足だと死んで油膜の原因になる。特に屋外では、風邪が吹き湖面を揺らせることにより、水は悪化しにくいが、夏場の無風の日中などは、湖面を良く見ると油膜がはっている。

好気性硝化バクテリア(酸素を好むバクテリア)
水生に発生する有機物(亜硝酸)を毒性の弱い硝酸塩へと変えてくれるバクテリア。上記のインフゾリアなくして、多くの酸素を好む、この消化バクテリアの活動が発揮されないことを考えなくてはなりません。インフゾリアと、ほぼ同じ環境で生活し、活動しています。インフゾリアがいない、また少ない環境下では消化バクテリアの効果が得られません。水温が30℃以上になると活動が停止して川床などで、じっと耐えています。

嫌気性還元バクテリア(明るい所と、多くの酸素を嫌うバクテリア)
水生に発生する有機物(硝酸塩)を亜硝酸へ戻し、消化バクテリアとの送り戻し効果の課程で窒素ガスに変化させ大気中に飛ばしてしまうことを仕事とし、残留物は飼育水に無機物となってフィルタ−内に溜まります。その無機物は植物(水草)の栄養となります。光合成細菌もこの仲間です。植物に効くことはあっても、魚類に直接効くことはありません。

最終残留物を分解している、自然界(地球環境の還元層)でも重要なバクテリアです。水温が30℃以上になると活動が停止して、濾過材に動かないで耐えています。還元バクテリアの付着量によって生きている水の期間が左右されます。

嫌気性バクテリア(嫌気性腐敗菌)
水だけでなく、物質などを腐らせる(腐敗)バクテリアです。水温が30℃以上になると優良バクテリアは活動が停止してしまう為に、より活発になり水を腐敗させます。

植物(水草)
様々な有機物を栄養として吸収し、還元浄化フィルタ−にもなり、魚達が住み易い(落ち着ける)環境ができます。

書籍などに掲載される、紛らわしい表現で様々な飼育説明などや飼育器具の購入に躊躇してしまう今日この頃!だけど何が正しくては皆さんの判断しだいです。

飼育説明
10人に聞くと、10人とも違う、飼育説明になる!多くのお客様達が、何を信じて良いのか?解らなくなるのが人によっての飼育説明の違いではないだろうか。本来は、こまかな違いこそあれ!基本部分は同じでなければならない。飼育魚などを殺したくないから、聞いて少しでも疑問となる部分を解決しようとしている人が多い。だが、飼育環境は自然界の水質再生を基本と考える為、基本部分は地球環境と同じになるハズだから、世界中・・・何処でも底面フィルターによる水質再生になるハズだが・・・

濾過バクテリアによって、生きた水
好気性バクテリア群&嫌気性還元バクテリア群の中から水作りに大切な、優良バクテリア群を言います。特に好気性バクテリア群だけで濾過バクテリアという表現が多いのですが、還元バクテリア群を含まないバクテリアは、濾過バクテリアとは、呼べないのです。

生きた飼育水
自然界の様に、インフゾリア&好気性バクテリア群&嫌気性還元バクテリア群の中から水作りに大切な、優良バクテリア群+水草によって、生きた水が作られる 【 環境水 = 綺麗な水 = 飼育水 になる 】 のです。

飼育環境
自然界の水質再生を基本とし、濾過バクテリアやインフゾリアが多く生活できる環境に近づけ、生きた水で飼育魚が落ち着ける環境を再現すること。

濾過
底砂が呼吸しない環境は濾過と呼べません。多くの濾過バクテリアが好む止水域が沢山ある環境を作ることが、生きた水作りには大切なのです。

止水域
濾過で重要なバクテリア群が好んで多く住む底砂には、飼育水を長期安定する働きの嫌気性還元バクテリア群が必要なのですが、このバクテリアは、目に見えないゆっくりした流れがあり、明るくない所と多くの酸素を必要としない環境にしか住めないのです。底面フィルターを用いない水槽では、嫌気性還元バクテリア群が住める環境がなく、飼育水の長期安定など最初から無理なのです。

バクテリア
電子顕微鏡を使わないと見えません。

インフゾリア
多くは、顕微鏡を使わないと見えませんが、動物性の代表種、ミジンコは肉眼でも見えます。

濾過材
飼育水を長期安定する働きの嫌気性還元バクテリア群が好んで住める所ですから、底砂の意味です。

濾過ジャリ=濾過砂
底面フィルターを用いた水槽に使われる砂という意味。

濾材
濾す!と書いての材料ですから、ゴミ取り材という意味。

濾過バクテリア
ふだん何気なく見聞きすることだが、多くの人達は使い方を知らない場合が多い。濾過という文字が入る以上、止水域を好むという意味があり、止水域を作り出すことが出来るフィルターは底面フィルターのみである。

水質が、中性〜アルカリ性
濾過バクテリアが、ちゃんと機能しているのであれば、飼育水はアルカリ性を示す。

水質、弱酸性〜中性
濾過バクテリアが住めない環境では、飼育水は短期で酸化する。

PH
水質のバロメーター生物の多くは、アルカリ性が基本。
水が腐敗してくると酸化という。人間の血液だってアルカリ性です。皮膚の老化は、すなわち酸化している状態。

GH
水質、濃度(軟水〜硬水)日本の水は、超軟水〜軟水。石鹸が泡立ちにくい、ヨーロッパは、硬水。
軟水(濃度4〜9)飼育を心がければ、飼育魚は浸透圧が軽減され元気に成長。

ミネラル
全ての物質には必ず含まれています。例えインフゾリアであっても多くのミネラルを体内に含んでいる。
貴方がさりげなく使用する水道水や食品などにも多くのミネラルが含まれています。

水槽の水を立ち上げる
新規水槽で濾過を理解して、水槽のセット(飼育準備)をすること。

水の交換&上水交換&換水
水草や魚が入ったままで、上水の交換をすること。

水換え&毒抜き換水
水草や魚が入ったままで、市販のプロホースなどを使い底砂の掃除をすること。

リセット
飼育器具全てを取り外し、水槽から、水草や魚&底砂を出して行なう水換え作業。

底面フィルターの底面プレート
自然界に置き換えると、地下を流れる川(地下水脈)になるのです。
地表と同じように地下にも大小、無数の川が流れており、地表に降った雨が地下水脈に向かって染み込んでいるのです。あくまで飼育水を長期安定させる目安は、底砂の粒子と底砂の厚さであり、プレ−トの大小は関係ありません。だから...お薦めしている商品なのです。

エアーポンプの排出量
水槽のサイズにもよりますが、水深が36cm位までの水槽ならエア−ダクト1本に付き、毎分2 リットル。水深が45cm位までの水槽ならエア−ダクト1本に付き、毎分3 リットル あれば十分だと思います。

流木のアク
どんなに注意していても、水槽に流木を入れた日から、少しずつでも、樹液は染み出しています。
染み出すのが嫌ならADAのブラック.ウッド(表面コーティング済み)をお使い下さい。それとも、偽流木でも使いますか?

備長炭&竹炭
『水生に様々なミネラルを放出し、水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります。』なるキャッチコピ−商品です。
この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができません。
(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)

一番の使用目的は、体調不良などにより水換えの周期を少し先延ばししたい時に水槽へ入れる!この場合は悪いであろう物質の蓄積を避けることを主な使用目的にする為、短期(一週間以内)なら使用に反対しません。水量が少なすぎて濾過とは無縁の超、小型水槽で使用する場合は、使用期間=一週間を目安とし、新しい炭と交換して下さい。浄化の効果が得られるのは精精一週間が限界です。使用した炭は水洗いして乾燥させれば、また使用可能です。

麦飯石
『水生に様々なミネラルを放出し、水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります。』なるキャッチコピ−商品です。この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができません。
(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)
この商品を使用している方は、定期的な水槽リセットが必要になります。リセットにより、有害物質を含んだ麦飯石を水槽外へ追い出す必要が生じます。吸着材は、限界点を超えた時には、悪い物質を一気に放出することがあり大変危険です。

活性炭
『水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります。』なるキャッチコピ−商品です。
この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができません。
(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)
水槽の水が臭う!から使用しているよ。という方は、水換えをオススメします。飼育魚にも、愛情を・・・。

低めの水温を好む
飼育水の温度を低くして飼え!ではなく、多くの溶存酸素がある環境を好む!という意味。また、魚種によっては流れを好む!という意味もある。

高めの水温を好む
飼育水の温度を高くして飼え!ではなく、多くの溶存酸素を必要としない!という意味。また、魚種によっては流れを好まない!という意味もある。

水草
水生で生活できる&水辺で生活できる植物全般をいう。

水草、陸上葉
多くの水草は、太陽光を浴びた環境で陸上栽培&水耕栽培されている。

水草、水上葉
水中育成していた植物が、水面を突き抜け成長すること。

水草、水中葉
多くの水草は、太陽光を浴びた環境で育成されている。

水草、水槽育成水中葉
ショップなど・・・蛍光灯を使って水中化育成された水草の意味。

水草を水中葉へ移行させる
陸上栽培された水草の多くは、原型とは形態を変え、水中育成に適した葉を展開する。
【陸上葉】⇒【半水中葉】⇒【水中葉】へと三段階の形態を替えながら、水槽育成葉へと移行する。

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