自然界を見て、水槽内の飼育環境を考える。

楽しい飼育とは、管理が楽で、生物が長生きできる環境を作ることが大切です。

貴方も気付いたことがあるだろうが、自分のまわりの小さな自然の中に実に様々な情報が隠れている。普段さりげなく見ていた沼、湖、溜池には、面白いほど沢山の情報がある。このファイルでは、自然環境を考えた上で私たちの趣味であるAQUAの世界と比べたときに、何が正しくて何が間違っているのかを考えて貰いたい。

書籍の一部に本当の飼育環境が隠れている。
多くの方は気づかないで素通りしてしまうような部分でも、その部分を見逃したことにより貴方や飼育魚が受ける未来の運命が決まる。

エンゼルの書籍/ペルー産スカラレ、エンゼルの現地の年間平均、水質データ
PH7.3〜8.0、KH6〜15、GH5〜13、マイクロジーメンス195〜513us、水温24℃-29.5℃
だけど日本で、いわれている水質は、PH5、KH0、GH1、マイクロジーメンス110usなんだよね。何故この様な違いがあるのかを考えた場合、日本でいわれている水質は現地から送られてきた魚の入った袋の水質を測った場合が多いのです。だから、単一の数字しか測定できないのです。

我が日本でも人工物の少ない自然環境を年間を通して計測しても、同じ様なデータが取れるハズですよ。春夏秋冬すべての水質データは違います。

書籍で、よく見かける、アマゾン川の流れを撮影した写真風景
日本の川とは違い、数日間かけて外洋へと流れ出している大アマゾン川・・・掲載写真では、かなり水の流れがあるかのように見せているが、写真で判るほど流れている場所は果たして、どの位あるだろうか?水槽の水面に水流を作れば、すぐにでも確認は可能である。

日本の一級河川とアマゾン川を思い浮かべて考えた場合、源流から河口までの標高差は対して変わらないのに・・・日本なら数時間で海まで到達しても可笑しくないが・・・貴方なら、どう考える?熱帯魚達に水流は必要か?

書籍で目にする生息域の写真(川の中の魚が水面から見える!)を見て考えると、日本の川のように流れが目に見えてあったなら、水面が水の動きで乱反射し、中を泳ぐ小さな魚など確認できるだろうか?

熱帯魚の故郷を思い浮かべ、大自然の環境を考える。

雨季(雨が多く降る季節) << 熱帯魚の故郷 >> 乾季(雨が降らない季節)
ほぼ一定【23℃〜25℃】 << 水  温 >> 上昇【27℃以上】
弱アルカリ性〜アルカリ性 << P  H >> 弱酸性〜中性
ほぼ安定(GH5-7位) << G  H >> 上昇(GH10以上)
最  良 << 環  境 >> 最  悪
繁殖の季節 << 生  死 >> 採取される季節

雨雲は山脈にあたって、多くの雨を降らし、地中に滲み込めなかった雨水は、やがて川となり、海へと流れ出る。

アマゾン川で考える << 地  形 >> 日本の川で考える
標高2000m-5000m << 山  脈 >> 標高2000m-3000m
ゆっくり(平均距離、数千km) << 川(水)の流れ >> 早い(平均距離、数十km)

自然界を見て、生物(熱帯魚)の飼育環境を考える。
NHKテレビ番組/高校生物(深夜の再放送)より/2001年7月取材日記

志賀高原にある約70個ある池や沼の中で、生物が全く存在しない無生物池(三角池)がある。何故、生物が存在できないか?は、三角池(みすみいけ)の水質、PH4.6という酸性池の為に生物が存在できない環境になっている!との放送内容。

この放送内容の生物とは、魚のことではなく、微生物も含めて生存していない為、落葉樹などは、姿そのままに湖底に堆積している!ということなのである。

<飼育環境・に対して・・・の会話>vsお客様vs

時々相談してくる、お客様達『水槽の管理って面倒なんだよね!毎週水換えして・・・』と言うから、底面濾過の話をするんですが、多くの初心者達は『そんなこと聞いたことない!』と言い『底面なんて本にも水換えが大変って書いてあるじゃん。』と言うから・・・そんな時は思わず『嘘だと思うのなら定期的に店に通えば私の管理がどの位の周期で行なっているか?判るじゃん』と言うと多くの場合は『じゃあ〜また来るね』の繰り返しで、底面濾過の良さを分かってもらったものでした。これだけはネットでは、どうしようもありませんが・・・。

2002年1月、HPを見た東京の、お客様が始めて来店した時に言われたことで店内の一部が変わったんです。何が変わったのか?と言えば店内の各水槽に前回の水換え日が貼ってあるんですよ。『水槽は綺麗だけど、もしかして・・・お客の居ない夜間に水換えしているのでは・・・ないですか?』と、言われ『分かりました!今度来店するまでには、判るようにしておきます』と、言って・・・現在に至っています。

楽しい熱帯魚の雑誌取材がありまして、コリドラス特集ということで・・・水換えいらずの飼育水槽として、2004年9月8日に60cm新規セット水槽を作ったんですよ。暫くして群馬県、高崎市からの常連様が、60cm新規セット水槽を見て・・・『雑誌に載った水槽って・・・その店に行くと多くの場合!もう、ないんだよね!』と言われ・・・そうだな!と納得した私は出来る限り長期間展示することにしたんです。その後に何回か来店した同じ常連から、『店長!引っ張れるだけ、引っ張ってみて・・・』というから一年間以上水換えしないで展示して来ましたが、セット後、一年間近く経過し、コケ(藻)の生え方も早いので、いい加減・・・再、リセットしようと思いながら早17ヶ月・・・流石に限界を感じ、2006年1月後半に・・・再、リセット致しました。今度の水換えは何時???。

2004年9月8日に60cm新規セット水槽した水槽も、楽しい熱帯魚11月号が販売されたのは11月1日、その本を見た方達が来店すると決まったように『あの本に掲載されていた水槽はどれ!』と聞くので『貴方の目の前にある!この水槽です』と言えば『何か雰囲気違うな〜』です。そりぁ〜2ヶ月程経過していれば、植え込んでいる水草だって伸びますからね・・・。まったく水草を何だ!と、思っているんでしょうか(涙)

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