水生生物の飼育環境を考える

何事にも基礎知識とも言える基本を知らなければ、直後に体験するであろう難局に、うろたえるばかりで間違った方向へと走りやすい。

使用する水を考える。

水槽設置に伴い考えて頂きたいのは、使用する水です。私達の住んでいる日本の水は基本的に軟水ですから、金魚やグッピーなどを除けば安心して使える良い水だ!ということです。また、一部地域(カルスト地形)付近を源流とする地域の方達は中硬水である場合が多いです。

使用する水が飲み水なら後は水温調整だけで良い場合が殆どなのですが、情報が独り歩きして水質調整剤を使用したり・・・と、基本を知らなければ無駄なお小遣いが消費されるだけです。東京、名古屋、大阪などの都市のコンクリート.ジャングルに住んでいて尚且つ、マンションなどの屋上に貯水タンクがある様な方達は浄水器を用いた水が飲み水だと思いますから、その水を使用した方がよいでしょう。

上記以外の都市圏でない地域の方達が、水道水を使用する場合(特に冬場以外)注意しなければならないのは、配管に溜まった水が外部熱などで温められ傷みやすいので、必ず流し水をして、水が冷たくなってきたのを確認し、水温調整して使えば問題の発生はないでしょう。

水道水の使用に不安のある方は、地域毎の浄水場(川などから水を取り入れ水道水に替えている場所)の取り入れている水が透明か?濁った水なのか?を調べれば、より安心できるのではないだろうか?使用する水が飲み水でない!場合のみ水質調整剤や浄水器を駆使してお使い下さい。

使用する水が地下水を飲み水として、お使いの地域以外の場合は、かえって地下水の方が危険である場合が多いですから水道水を用いた方が安全・安心です。
地下水が安全というのは遥か昔(数十年前)の話です。現代は環境ホルモンである農薬や工業排水の地下水への滲み込み問題が何時生じるのか判りません。というか?毎日&ご使用毎に水質が変化する場合が考えられ危険なのです。特に小さな生物ほど影響を受けやすいので十分注意する必要があります。

地下水を使用する方は、お住まいの地域の上流に水を大量に使う工場やゴルフ場もしくは田畑があるだけで注意しなくてはなりません。2007年現在、当地域の田舎でも最低130m以上、ボーリングした地下水でないと安心できない!というのが現実です。
水質調整剤の多くは夏場の東京を基本として考えられている商品が多く、地方の方達は使用量の軽減もしくは不必要である場合が多いです。

水道水を考える。

理解に苦しむ!情報操作により毒された人達へ送る。飼育環境への考え方の決定的な違いを知れば、貴方の飼育管理は、とても楽になります。貴方が水槽に使う水は、水温調整した水道水ですか?エアレーションをして一日以上経過した水道水ですか?それとも水温調整した地下水ですか?を考える。

答えは、簡単です。貴方は、どの水を出されたら飲めますか?
まさか・・・エアレーションをして一日以上経過した水道水を好んで飲むよ!という方に私からのアドバイスは何もありません。

人間が飲んで安全な水道水なら、直接水槽に入れて問題は起こりませんよ。

時々、東京以外の人達(特に田舎に住んでいる)水道水の濁り(白濁)やカルキ臭が・・・気になる!という質問を受けるのですが・・・
水道を使用する時の基本は、流し水して(配管に溜まった水を捨て)から使用するのが基本中の基本です。

スーパーなどに設置されている業務用の精製水だって、順番で人々が並んでいるにも関わらず、流し水しないと汲ませて貰えません。手漕ぎタイプの井戸水だって、はじめは、赤茶色した錆び水が出て、手漕ぎを続けていると透明な冷たい水がでます。水道も同じなんです。誰だって、水道を開けた直後のぬるい水を使いたい!とは思わないのではないでしょうか?人は、すぐに基本を忘れるが為に気になるのではないでしょうか?

何時も 流し水 を心がけている人達は、浄水器なんて必要としないんです。

植物(水草)を考える。

どの様な生物であっても、生長する為には酸素が必要です。酸素を吸って二酸化炭素を放出しているのです。これらは植物も同じですが、多くの方達は二酸化炭素を入れて植物が成長する?かの様に教え込まれている向きがあります。昼間の植物は芽を光に向け、葉が光を捉える為に大きく開き、光合成をして動物達に良い環境を提供し・・・というだけでしょう。夜間にこそ!動物達が寝静まってから成長し・・・なのです。

多くの方が経験していることですが、水槽内に水草を植え込んで・・・ライトを点灯している時は、植え込んだままの状態で・・・だけど、夜間ライトを消して翌朝、ライトを点灯すると水草が直立している光景を見たことがあるのではないか?だけど悲しいかな!植え込んでから夜間もライトを点灯したままの状態で朝を向かえて水槽内を見ると、水草は植え込んだままの状態である場合が多い。小学校の理科でも種の発芽は夜間の設定にして・・・なんて皆習ってきたよね。同じなんですよ。
庭の花壇などに水を与える場合でも、朝に水を与えるより、夕方水を与えた方が植物は元気に育つんです。

テレビの画面を通して見る!童話やアニメでもそうですが、『日本版のジャックとマメの木』を除けば、多くの植物が成長する場面は夜間です。皆が見たであろう!『となりのトトロ』でも、どんぐりが発芽し成長するのは夜間だったでしょう。

植物は、胞子や種が落ちた(着定)場所から動けないんです。だから光合成をし環境を作り、自身の周りで動物達に生活してもらい、糞をしてもらい・・・という環境の和を形成しているんです。環境が変化しても植物はその場所から逃げることが出来ないのです。


大磯砂(10kg)

底面フィルター

飼育用品・通販

インフゾリアの素

還元バクテリア

楽しい飼育とは、管理が楽で、生物が長生きできる環境を作ることが大切です。

貴方も気付いたことがあるだろうが、自分のまわりの小さな自然の中に実に様々な情報が隠れている。普段さりげなく見ていた沼、湖、溜池には、面白いほど沢山の情報がある。このファイルでは、自然環境を考えた上で私たちの趣味であるAQUAの世界と比べたときに、何が正しくて何が間違っているのかを考えて貰いたい。

自然界(地球)は、日本でも、アメリカでも、アフリカでも、オーストラリアでも 雨が地面に滲み込み還元層を通り、地下水脈を流れ伏流水で湧き出している!という水質再生です。この方法を応用したのがエバーグリーンおすすめ・エアーリフト式、底面濾過です。

飼育環境で大切なのは理屈より、体験(経験)です。体験がなければ想像することも出来ません。

太古の昔からある(沼&湖&溜池)を見て考える。

何時も綺麗な水を満々と溜めながら、多くの動植物が生活しています。太古の昔からあっても沈殿物で溢れることもなく・・・

昔からある(川)を見て考える。

山や陸地に降った雨は自然と低いところへ流れる。昔からある川などは川床を人工物で作られていない為・・・川床から滲み込めなかった分だけが川となり流れている・・・かのように見えるだけであり、川が乾季で枯れてしまっても川床を少し掘れば水がある。

地球(自然界)の濾過フィルタ−

自然界の濾過フィルターは、川床&沼床や湖底から地下水に向かって滲み込んだ水が、長い年月を掛けて伏流水となり何処かに湧き出しています。湧き出した水は海を中心に太陽に熱せられ水蒸気となって上空に昇り、やがて上空で冷やされて少しずつ雲を形成し、大きく育った雲は気流にのって陸地や山に雨を降らし、雨は地面から染み込んで(一部は川を流れ)また、再び沼や湖などに水を供給もしているのです。

自然界は広大な還元層(底面濾過フィルター)を持つことにより、人間が生活廃水や農薬などを垂れ流さなければ自然のサイクルにより何年でも綺麗な水を提供してくれているのです。

自然界の湧き水

テレビなどでも見ることがある、湖底の湧き水には山から運ばれた多くの天然ミネラル分が湧き出し、それらをエサとする微生物が集まってきます。または、天然ミネラル分をエサとする生物を補食する魚類などが集まってきます。それらの生物が糞をすることにより有機物やミネラルを捕食するインフゾリアやバクテリアが増殖し、良いバランスを保ち続けているのです。

自然界のミネラル

ミネラルというのは全ての物質(分子レベル)に自然と含まれているのです。これは、目には見えないバクテリアや原子や分子であっても・・・です。全ての動植物にも多くのミネラルが存在しているのですよ。草木が生えないような標高の高い山でない限りミネラルは水に含まれ運ばれてきます。

貴方の住んでいる地域・・・水道の水源にあたる場所が落葉樹林帯であれば、あるほど多くのミネラルが入っていることになり、微小生物(バクテリア)にも良い水ということになります。ただ、都会のように水道局が取り入れている川などが汚れていれば、ミネラルを云々する前に使用する水のことを考えなくてはなりませんが・・・

自然界の還元層

地表や川床または湖底などから、地下水脈までの・・・○m&○○m&○○○mの地底などの距離の部分をいい、水などを浄化しているのです。この場所は・・・すなわち水槽で表現すると底面フィルターを用いた底砂にあたります。

自然界の止水域

自然界の還元層に流れる水のスピードを止水域というのですが、この日本語の漢字に惑わされてはいけません。止水域とは水が止まっている所ではなく、『目では流れが確認できないような・・・ゆっくりした流れのあるところ』を指しています。

飼育水を機能(長持ち)させる嫌気性還元バクテリアが好む環境は、自然界でいう止水域です。この原理を応用したのが皆さんも、ショップなどで目にすることが多い底面フィルタ−で、より多くの止水域を再現できるのがエア−リフト式の底面濾過フィルタ−です。

伏流水

山などに降った雨が地表から滲み込み、地下水脈を通って、やがて地表や海底に湧き出す迄の水。例として/山に降った雨が、海底に湧き出す迄の○○kmを、50年間と考え...自然界の止水域=水の流れを計算します。

流れる距離=50kmの場合/単純計算すると、1年間で1km(1,000m)流れ、1日で約274cm流れ、1時間で約、11.5cm流れ、1分間で約、0.19cm流れる。

貴方は目で確認できますか?毎分、約2mmの流れが・・・想像しても・・・

イメージする

エア−リフト式、底面濾過フィルタ−のダクト部分に入っている水をエアーポンプから送られた空気が、ダクト内のプラストーンから排出され、泡がダクト内の水を押し上げる様を想像し、底砂内の水は、ゆっくりダクトの芯部に向かう。

自然界の水質再生を知ってください。

自然界は、地表または川床などから地下水脈までの広大な還元層に住んでいる様々な生物、微生物、バクテリアによって水を悪化させる有機物を分解し綺麗な水となって地下水脈を通り地表へ(湧き水)海底へ(伏流水)湧き出しています。自然界に存在している様々な植物、水草、海藻は有機物を栄養として吸収し浄化しながら成長しています。

地表では昆虫やミミズなどが初期分解をして有機物に変化させ、土の中に生活する土壌菌が有機物を分解しています。川床などでは水生昆虫や単細胞微生物が有機物を分解させて川床表面の目詰まりを防ぎ、好気性硝化バクテリアの働きを助けています。川床から地下水脈までの何十mもある還元層で、最終残留物となる硝酸塩NO3を分解しています。

自然界の河川、海などの水質は、亜硝酸NO2、硝酸塩NO3ともに、ゼロです。

一般的には、山に降った雨が地下へと滲み込み、地下水脈を流れ伏流水として湧き出るまでの数十Kmに要する時間は数十年かかるといわれている。簡単にいえば・・・雨が降り、多くは地面に滲み込み、地下水脈を流れ、伏流水で湧き出している。一部、地面に滲み込まなかった雨が集合し、川となり下流に向かって流れているが、川床などでも滲み込みはある。

地表では、植物の落葉や生物の糞などが雨で濡れ腐敗菌や小さな昆虫やミミズなどの生物が初期分解をして更に土壌菌が最終分解をし、植物が一部の水と栄養分を吸収し、長い時間を掛け様々な土砂で濾されたり、岩盤を避けたりしながら、地下を流れて綺麗な水となり一部の地表や海底へ湧き出し循環する。

川床や沼床でも地表と同じ様に、小さな水生生物やインフゾリアや腐敗菌が初期分解をして、硝化菌が二次分解をして、還元菌が最終分解をし、植物が一部の水と栄養分を吸収し、長い時間を掛け様々な土砂で濾されたり、岩盤を避けたりしながら、地下を流れて綺麗な水となり一部の地表や海底へ湧き出し循環する。

地表でも、川床でもコンクリートなどで覆われた時から、生物の分解はなくなり・・・また、生活廃水や工業排水または農薬などの汚染物質が土壌に滲み込むと環境生物は死に絶え病気に弱い痩せた土壌が残り、悪循環の道へと迷い込む。

近年は、これらの悪い影響が目立ち、そのことに気づいた人々が休耕田には稲刈り後の稲わらを蒔き、蓮華の種などを蒔き、耕して土壌生物が活発になる様にしている。また、耕作畑などでは落ち葉などを蒔いたり、家畜の糞を醗酵生物などで分解させ肥料に変えてから蒔き、果樹園などでは古くなった畳を敷いて土壌生物が活発になる様にして、病気に強い植物を作ろうとしている。土壌の酸性化は環境生物が拒絶するので、牡蠣ガラを蒔いたり、炭粉や魚粉を蒔いて対処している。

飼育環境の全ては、地球上の生命を基本として考えれば、たいへん分かり易いのではないだろうか?

人間は世界中に分布し、生活しているが、魚類を、この例えに、当てはめるのであれば、人間は、ではなく哺乳類として考えることが、比較対象としては・・・とても良い。我が人類にとって大切なのは水であり、空気だ!魚類なら、水であり、生活環境だろう。どちらも地球上で生活している生命であることに変わりはない。

地球全体(自然界)は、底面濾過である。日本から遠く離れた場所であっても、雨の多くは、地面に滲み込み、地下水脈を流れ伏流水として湧き出る。

濾過を理解していない人ほど、水槽内に・・・やたらと水流をつけたがる傾向があります。

多くの水生生物が居る川を想像して、日本の川の様に、水槽内に水流をつけてしまったなら、その次点で貴方は大きな問題の発生に気づかないで、あれはダメ!これはダメ!と飼育用品を買いあさる道へと迷い込む。

飼育魚に与えているエサや魚達の排泄物は、沈殿しながら水流で流され、水槽内の何処かに吹き溜まる。川なら下流へと流されてしまう為に分かりにくいが、水槽内は、水が常時入れ替わらない環境なのだ。水槽は、自然界で考えると、池や沼と同じである。自然界の池や沼に、いったい!どのくらいの水の流れがあるだろうか?太古の昔よりあった沼は沈殿物で埋もれているだろうか?を想像し考えて頂きたい。

忘れがちなので注意しよう!2009公開

底面濾過の水質安定に興味を抱かれた方達も、些細な水流が災いして・・・この水槽だけ!飼育水が傷む!長期安定しないな〜と悩むことがあるだろう。濾過の本質を理解していれば日常のエサやり時に気づくハズなのだが、忘れがちな方達が多いのが現実かな?日常、生物に与えているだろう、水洗い洗浄後の赤虫が真直ぐに底砂に落ちていないハズだ。底砂付近で広がってvs水中投入時から広がって底砂に落ちていく様は、沼地の環境からズレているのだ。些細な水流が濾過を妨げる!ということを判ってください。
また、この様な水槽では浮き草の育ちも悪くなります。

飼育水が、長期間安定する為の粒子サイズは?60cm標準水槽を用いて、水質安定などの実験結果

自然界で、水質再生(還元層)といわれている場所は、水槽内では底砂に、あたります。

大磯砂、超極細粒子(20kg)

1mm以下の砂は、濾過とは、関係ありません!表面以外は腐敗スピードが速い。

大磯砂、スーパープレミアム粒子(20kg)

粒子が、1.0mm〜3.0mm迄のサイズ(平均2.0mm)で、濾過バクテリアが最も付着安定しやすい環境ができることにより、飼育水の長期安定が可能です。長期安定とは、水換え(毒抜き換水)以外の作業、換水&足し水のみで、6ヶ月以上&数年間、飼育水が機能する(飼育生物が元気で暮らせる)ことをいいます。

大磯砂、細目粒子(20kg)

粒子が、2.5mm〜4.0mm迄のサイズで販売されていているのですが、濾過バクテリアの付着安定が少し悪くなる分だけ、底砂内の汚れが気になりますが、まだまだ十分妥協できる範囲です。

大磯砂、中目粒子(20kg)

粒子が、3.5mm〜6.0mm迄のサイズで販売されていているのですが、濾過バクテリアの付着安定が悪くなる分だけ、底砂内の汚れが非常に気になります。流通量が一番多いタイプ。
多くの人は、底砂を多く入れると汚れる&掃除が大変だと思っているようですが、粒子間の隙間が多くなればなるほど濾過バクテリアの付着安定が悪くなったことに気づかず!底砂を減らして、底面濾過を辞めてしまうのです。

水草を植え込んだときに一番確認しやすいのが、栄養を取る為の根(根毛=細かな根)ではなく、草体(幹)を安定させる為だけの根(太くて長い根)が多く出ていることに気づくハズです。

底砂(細目粒子)3cm厚(約10kg)

飼育水を長期安定させる為の還元バクテリアの住みかの広さが関係する重要な部分です。
底砂の表面から1.0cm下に多く住みますので、実際には底から2.0cm厚の部分が還元バクテリアが活動する所なのです。飼育水の安定期間の目安は、約1ヶ月位だと思ってください。

底砂(細目粒子)7cm厚(20kg)

飼育水を長期安定させる為の還元バクテリアの住みかの広さが関係する重要な部分です。底砂の表面から1.0cm下に多く住みますので、実際には底から6.0cm厚の部分が還元バクテリアが活動する所なのです。
当店、オススメの底砂量(厚さ)です。飼育水の安定期間の目安は、足し水のみで、約12ヶ月位だと思ってください。
魚の飼育数にもよりますが、定期的な1/2換水をおこなえば更に長期間の安定が可能になります。

水槽に設置するフィルターを考える。

まだまだ多くのアクアリスト達は、濾過が判っていない様だ。生物が作り出す生きた水と人工的に濾されたれ死んだ水との、どちらが生き物達にとって良いのか?という事に・・・また、生きた飼育水が作れているのなら最低でも数ヶ月間は飼育水が澄み綺麗な状態を維持する為、飼育生物は元気です。

自然界の様な仕組みで構成される商品が・・・エアーリフト式、底面フィルターです。

@ 枯れた水草や生物の糞などの有機物を初期分解し、フィルター表面の目詰まり防止をする・・・インフゾリア。
A 粒子サイズが適切ならば・・・還元菌の住み易い場所ができる。
B 底面の立ち上げパイプの根元へ向かう目に見えない流れが・・・地下を流れる様に!だから、商品の底面プレート内に底砂が入ってしまっても濾過には一切影響しない。
B 底面プレートの機能は、立ち上げパイプを安定させるだけの機能であり、濾過には一切関係ない!だから、大きさや形状などを論じる必要は全くない。
C 立ち上げダクトに入っている水をエアーポンプから送り出される泡が立ち上げパイプ部分の水を押し上げ・・・が伏流水。

他のフィルターは、どの様な仕組みかをイメージして考えると工場から流れ出た水の目に見える物質をフィルターで濾してから排水している。だけど水槽飼育では排水された水が再び戻ってくるだけであり、何処まで綺麗になっているか?はフィルターの濾し能力だけだろう。あとは水量と水温の関係で飼育水が何日間は生物にダメージを与えないだけだろう!ということから一週間に一回は水換えを・・・ということなのでは?ないだろうか?また、活生炭を用いて飼育水を作ったのなら、死んだ水が循環しているだけであり、無菌室に近い状態を作ってしまった的なことではないだろうか?活生炭は吸着材です。悪い物質だけを選んで吸着することなどありえません。

エア−リフト式、底面濾過フィルタ−

飼育環境に適した底砂ですから濾過バクテリアの活動が活発で水質の安定は底砂の量に比例して長期飼育が可能な状況になります。自然環境の止水域が容易に作れ、還元バクテリアの活動に理想的な水の流れを底砂内に再現することが可能です。
飼育水が長期安定しやすい濾過フィルタ−ですから、飼育魚が調子を崩すということが殆どなく、管理も楽。水換え作業は、プロホ−スに使用によって底砂内の汚れ具合が解り、貴方に見合った水換えサイクルを知ることが出来ます。
当店がおこなっている稚魚飼育(最新の方法)では、飼育水の長期安定とエサの孵化ブラインシュリンプを与えた時のロスは過去の飼育では他に比べ様もないくらい理想的になりました。

水中ポンプ式、底面濾過フィルタ−

飼育環境に適した底砂ですので濾過バクテリアの活動が活発であるような感じを受けますが、水質の安定は底砂の量に比例しません。エアーリフト式より、あきらかに劣る所は、ポンプの出力(水を引き込む力)が強ければ強いほど、底砂内を目に見える水が流れていると想像でき自然環境の止水域ができにくい状況になり還元バクテリアの活動を妨げる為、飼育水の痛みが早くなります。
飼育水の安定期間は平均、2ヶ月位が目安です。濾過バクテリアの活動が妨げられる分だけ、水生に発生するコケが気になります。特に適度な水流を好む黄緑色をした柔らかなコケがガラス面や水草&飼育器具に付着しやすい状況になります。

スポンジ、フィルタ−
一見良さそうに見えるフィルタ−も所詮は、濾過とは無関係で飼育水の安定は望めません。
稚魚に与える孵化ブラインシュリンプを使用すると飼育水が痛むスピ−ドは想像を遥かに超え、週に2回〜3回スポンジの水洗いが必要になり、作業を怠ると限界に達した途端、数分間で飼育魚が壊滅寸前まで行く時があり、また、停電などによっても、飼育水の痛みのスピ−ドは他に例を見ないほど早くお薦めできません。

上部フィルタ−
一般的に一番流通しているタイプですが、飼育水の維持とは無関係でフィルタ−内を流れる水のスピ−ドが早い為に濾過ではなく、濾しになり、機能は『水中に漂うゴミを取る』になるのです。唯一の利点は、水槽内の魚が酸欠になるということはありません。

<欠点は沢山あり>
@飼育水を長期安定させる為の還元バクテリアが住める環境がないので、濾過にはなりません。
A水換え作業で、フィルタ−内のマット部分を交換すると同時にマット内の汚れが水槽内に入り飼育魚は状態を崩しやすい。
B水槽上部の約半分がフィルタ−設置に取られている為に、ライトは前面に置くしかありません。
  水槽の奥に植えた水草が生長しだすと前面に向かって伸びてきますので、レイアウトが崩れます。
Cフィルタ−から落下する水は、水草が最も嫌う環境になります。
D取り扱いが容易な様で実は、フィルタ−管理が面倒な種類の代表
  ドライブシャフトの先に付いている羽の掃除を定期的におこなわないと飼育水の汚れにより、プラスチックで、できた羽にヌメリが生じ、モ−タ−に負担を掛けてしまいます。
(初心者は羽の管理を怠りやすいので、ある日突然、ポンプが停止しているのを壊れたと勘違いして新品を買い求める傾向があります。)

外部式、パワ−フィルタ−

高価なフィルタ−を使っても、濾過とは無関係であり、飼育水の長期安定は望めない。本来、水換え不要のフィルタ−なのだが、使用方法が封印されているから...。
日本式で使う場合、フィルター部分が水槽の外にある!というだけであり、高価というだけで実のところ上部フィルターと原理は変わらない。本来の機能は水中の大きなゴミを取るだけ。

日本式、オ−バ−フロ−水槽

大型水槽は一般的に、よくすすめられるパタ−ンではありますが、元々濾過という考え方をしていないので価格ばかりが高価になり、十分な見返りがない機能で不満蓄積。

飼育器具は飼育生物、選びから始まる。

流通商品の多くが...ダメとは思えませんが、ダメな商品(不必要と思われる商品)が反乱しているのも、また事実です。

この人は水生生物を飼いたいのではなく、飼育器具を立派にしたいのだろうか?と思えるようなことが多い。趣味の世界だ!と言っても生き物を、飼育する為の基本くらいは解って頂きたい!のである。

初心者の方ほど、飼育する前に考えて頂きたいのが、貴方が購入を考えている魚が将来どの位のサイズに成長するのか?をよく考えて購入して頂きたいのです。

イメージする

魚のサイズ(体長)に切り抜いた紙を用意し、細長い楕円や丸い楕円に切り取ったら、三角の尾鰭を付けて並べ、想定される水槽サイズの新聞紙などに貼り付けて見た場合、どの位まで飼えそう・・・なのか?を容易に想像することができる。
特に大きくなるタイプを飼育対象にして考えた場合、全長の2倍×回転半径の2倍×体高(鰭を含む)の2倍以上の面積が必要になることは覚えていて欲しいものです。

無視すれば、ストレス過多によって早死&体形不良になります。

小型魚を飼育、体長2cm〜6cm位迄

飼育水槽は、(45cm×30cm)〜(60cm×45cm)の平面積を持つ水槽サイズが、飼育&管理共に適しています。

中型魚を飼育、体長7cm〜15cm位迄

飼育水槽は、(60cm×45cm)〜(120cm×45cm)の平面積を持つ水槽サイズが、飼育&管理共に適しています。

大型魚を飼育、体長20cm〜100cm位迄

飼育水槽は、(120cm×45cm)〜(300cm×100cm)の平面積を持つ水槽サイズが、飼育&管理共に適しています。

飼育魚などを掬い出すときに使用するネットを考える。

多くの魚は、ネットで掬われますが、水面から出されたときが最も暴れるのです。肉食魚や表皮&鰭に毒を有する魚でなければ、手の平を使い、魚の目を隠すようにするだけで暴れなくなります。

目の粗いネットは、生物を掬う時に於いて、水の抵抗を受けにくい為、必要以上に追い回す必要がない。

黒いネット

コリドラス、プレコなど明るいところを好まない魚達が安心する色です。流木や岩の陰、水草の陰に隠れる習性を利用して作られました。

緑のネット

水草の緑は多くの魚達が安心できる色です。強い魚や喧嘩に負けたときなどに、魚が水草に隠れる習性を利用して作られました。

白いネット

魚が最も嫌う色です。水面などに浮いた、ゴミを掬い取るときに便利です。多くの魚達は、他の魚に弱い内臓部分の攻撃を避ける為に、腹側が白くなっていることが多い。

目の細いネットは、生物の表皮や鰭がギザギザしている場合、網目に掛かりやすく、水の抵抗も大きいので、魚を掬うのには適しませんが、細かな浮遊物を掬い出すのには適しています。また、黒いタイプもありますが、メダカや金魚など表皮に油分が多いヌルッ!とした魚を掬う際には、ネットへの追い込み方式が便利です。

熱帯魚飼育に於いては必要性を感じなかった!網目の細かなタイプに適した生物も存在します。それが?どの様な生物なのか?といえば、表皮がヌルヌルしているタイプ(金魚・メダカ・ウーパールーパー・淡水のナマズなど)です。

但し、掬い出す!を考えた場合は、上記にも記載したように、水の抵抗を受ける為、掬い出しには不向きです。正しい使い方は、追い込み!ですね。

書籍などでも、公開されていないことを頭の隅にでも入れて頂ければ、何時か!貴方の飼育に役立つかも?

貴方が飼育水槽に、どのタイプのフィルターを設置するかによって、貴方の飼育管理時間や飼育魚などの近未来が決まります。
水質の目安であるGH、PH、亜硝酸、硝酸塩、アンモニアを計る前に、貴方が飼育している水生生物は元気か?エサは食べているか?健康に成長しているか?を観察することこそが最も重要なことなのです。

底面濾過フィルタ−
私が昔から、使用しているフィルタ−です。飼育水の長期安定に優れ、安価で、水槽サイズを選ばない超!お薦め!フィルタ−。底砂のことを考えれば、機能性に優れたフィルタ−。
エアーポンプにより自然界の様な、伏流水と地下水脈を水槽内に再現させることが出来る唯一のフィルター。底砂内には目に見えない、ゆっくりした流れを再現でき、生物濾過による水質安定が可能だ。自然界の水質再生を小さな環境に再現できる唯一の方法だ。

殆どのショップで、多くの販売用水槽に使われている!
多くの水槽を管理するショップでは、販売水槽の多くを底面フィルターにしている!何故か?といえば管理が楽だから・・・である。

店主自らが率先して水換え作業をしている場合を除き、水換え店員がいる様なら、より管理の楽なフィルターを付けた方がコストがかからないと思えるのに、多くのショップが薦めるフィルターを販売水槽に使っていないのは?何故?・・・と考えれば、よい訳です。


メーカー説明に多いのが、ダクトの位置を水面に合わせ!なのだが、不必要な水流は濾過の妨げにもなる為、ダクトの位置を水面に合わせなければ特に問題は起こらない。

上部フィルタ−&外掛け式フィルター
昔、数タイプを使用しましたが、やはりどのタイプを使っても水草の育ちがよくありません。水草は上(水面)から落下してくる水流に適応できません。
もっとも多く販売され、専門店では一切使用していないタイプの代表だろう。毎分12g〜の飼育水を循環させている様だが・・・悲しいかな所詮水中に漂う目で見えるゴミを取るだけの機能だ。交換マットの年間コストが不経済だ。また、水槽の上部1/2〜1/3後部を、このフィルターが占める為に、蛍光灯は水槽の前面にしか配置出来ない。多くの飼育生物は明る過ぎる環境を嫌う傾向が強いので、中々前面に出て来てくれないぞ。

水槽内の飼育生物を観察していると夜間でも多くの生物は泳いでいることが多い。当然だが、水流による体力的消耗も考えられ、高栄養のエサを十分に与えないと飼育生物は徐々に痩せていく。
多くの人はドライブシャフト部分に付いている羽の掃除を怠り、ヌメリなどの付着で可動しなくなったのを壊れたと勘違いして新しいタイプを購入するミスをよく見かけます。

殆どのショップで使わない代表!だけど何故か?薦めるショップが多い。

水中フィルタ−/投げ込み式を含む
代表に投げ込み式タイプがありますが、所詮水中に漂うゴミを取るだけであり、濾過とは無縁のフィルタ−です。
小さな水槽〜大きな底砂を入れていない水槽まで、実に様々な使い方がある様だが、汚れが感じられなくても毎日の様にフィルター部分を掃除することが基本的な使い方だ。

使用には少し注意が必要で、水面から取り出す時に・・・毎回、洗面器などを使いて飼育水毎フィルターを取り出さなければ汚れた水が水槽に流れ込み飼育魚は状態を崩しやすいだろう。一見酸素を入れている?様に見えるが、実際は泡が大きい為に対して溶けては・・・いないだろう!エアーの圧を上げ投げ込み式の下部に糞などのゴミを集めるくらいしか出来ない。身近な商品で思いあたるのは、水中版の掃除機とでもいえるかな?

スポンジ.フィルタ−
稚魚飼育などに多く使われているフィルタ−ではありますが、スポンジ表面の目詰まりによって、ある時を境に水が悪化することが多いフィルタ−です。
使用には、こまめな掃除が必要!サボれば飼育魚...壊滅の恐れ多し。


小さな水槽〜底砂を入れていない水槽まで、実に様々な使い方がある様だが、汚れが感じられなくても週に2回はフィルター部分(スポンジ)を揉み洗い掃除することが基本的な使い方だ。

スポンジの管理を怠ると、飼育生物が短時間で★になることも多いので注意。例えインフゾリアの素を使用しているからと思って安易に考えてはいけない場合が多い。所詮、生物濾過をする為の商品ではない。使用には少し注意が必要で、水面から取り出す時に・・・毎回、洗面器などを使いて飼育水毎フィルターを取り出さなければ汚れた水が水槽に流れ込み飼育魚は状態を崩しやすいだろう。

一見酸素を入れている?様に見えるが、実際は泡が大きい為に対して溶けては・・・いないだろう!エアーの圧を上げ投げ込み式の下部に糞などのゴミを集めるくらいしか出来ない。身近な商品で思いあたるのは、水中版の掃除機とでもいえるかな?

外部式、パワーフィルター
多くの人が、濾過フィルタ−と勘違いしている代表。
正確な使い方の説明がなく、本来の機能を発揮できない!高級フィルタ−。
日本で、すすめられている高級フィルターの代表だ。だが悲しいかな?使用する仕組みを考えると、上部フィルターのフィルター部分が、はじめから水槽外にある!というだけだろう。その様な商品の何処が良いと感じるのかが不明。
本来、このフィルタ−を兼ね備えた水槽は水換え作業をしなくてもよいというのが使用する前提にも関わらず、多くの人は水換え(毒抜き換水)するんだよね!

日本式、オーバーフロー
水面から下部の水槽に水を落下させ、また上部水槽に水が戻ってくる仕組みの方式なのですが、飼育環境(濾過)とは無縁の設備であり、バクテリアの機能を考えると意味のない設備。上部にあるメイン水槽も毒抜き作業が必要であれば、オ−バ−フロ−にした意味がありません。

水質の維持管理に最も重要であるフィルターの種類で、貴方や飼育魚、全ての運命が決まります。

濾過(底砂の機能)を考えながら、フィルターの能力を最大限に活用する

どのようなフィルターを使用する場合であっても、底砂が呼吸しなければ何も意味がありませんし、お薦めも出来ません。市販されている多くのフィルターは、水作りに重要な底砂の機能を考えない(利用しない)飼育用品なのです。

小型 ⇔ 中型 水槽に、お薦めのフィルター設備=エアーリフト式、底面濾過フィルター
45cm ⇔ 200cm水槽に適し、また水深が、50cm未満の水槽管理にお薦めです。水換え(メンテナンス管理)作業の時に、市販のプロホース_T&Uが底砂に届き容易に毒抜き作業が出来る水槽に。

大型水槽に、お薦めのフィルター設備=底面落下式、外部パワ−フィルタ−
45cm ⇔ 200cmオーバーの水槽に適し、また水深が、50cm以上ある水槽の管理にお薦めです。
水換え(メンテナンス管理)作業の時に、市販のプロホース_T&Uが底砂に届かず容易に毒抜き作業が出来ない水槽に。または、岩組などでディスプレーされた水槽に

補足説明
このフィルターを有効的に、底砂の機能を最大限に活用する為には、水槽の底に穴を開け、穴の上に底面プレートを設置してから底砂を敷きます。当然ですが、水槽は、特注になります。落下パイプを底板に結合する為に、底板は重合接着で接合部分を増やす必要が生じてしまいます。

飼育水は水槽底に開けられた穴を通り、キャビネット内に設置したパワーフィルターを通り再び水槽(水面)に戻す!という形を理想とします。
濾過は、あくまで底砂が行い、徐々に、底砂に蓄積される沈殿物(無機栄養分)は、必要以上に水槽内の底砂に溜まることなく、ゴミ取り機能のパワーフィルターに送られるのです。
当然ですが、インフゾリアの働きも十分に考え、利用しなくてはなりません。

この方式を簡単に説明するのなら、植木鉢にあたるのが水槽であり、上から注がれた水が、植木鉢の穴を通って排出される!ただ、排出される水や不純物はパワーフィルターで濾され再び上から注がれる(循環する)と、イメージして頂ければ?判るかな。

通常の交換水作業も、パワーフィルターを止め、タップの排水弁を他の排水ホースへ接続するだけで、排水した飼育水の分だけを上部から補充するだけであり、管理作業は終了するのです。水換え作業は、水槽が大型になればなるほど、飼育者の負担が大きくなり、水槽の管理面までを考えたのが、パワーフィルターを使う水槽管理設備なのです。

水槽の底を二重にしたり厚くしてから、穴を開けるというのは、数十万円以上の水槽ですから、パワーフィルターの数万円は、飼育水の維持&管理面を考えれば、安い商品なのです。
パワーフィルターの説明でも、○○cm〜○○cm水槽に適したサイズといって販売しているのですが、水槽側面の水面付近にセットしたシャワーパイプから流れ出る水が、○○cm先まで届く!(水面を動かして、油膜を張らせない為に)という意味なのです。

メイン水槽の水位を変えたくない!水位が下がることによってディスプレーされた水草や岩組された珊瑚などが水面より出てしまう!また水位の変化に飼育魚が驚いて暴れる!ことなどがない様に...の場合に。オーバーフロー水槽は、濾過能力を...ではなく、あくまでメイン水槽の水位を変えさせないことが最大の目的ですから、水草や海水の無脊椎(珊瑚)飼育&育成には最も適した方法なのです。

蛍光灯および蛍光管の説明。

1灯式蛍光灯
安価で最も効率良く、水槽内に光を取り入れることが出来るタイプです。
通常、2灯式&3灯式にするには、1蛍光管+1反射板が必要ですから、このタイプを2台&3台と増やしていくのが、効率よく水槽内に光を入れることが可能になります。

2灯式蛍光灯
上記のタイプ2本より、高価で不経済のお薦めできないタイプの蛍光灯です。放熱は2灯分あるのに、実際の放射は1.5灯分位しか水槽に取り入れることができません。
実際に上記タイプ2本と2灯式を並べて比べて見れば遥かに、1灯式2本の方が明るい水槽になります。基本はあくまで、1蛍光管+1反射板です!良く考えて使用しましょう。
このタイプが開発された、第一目的は、上部フィルターを設置したら蛍光灯を載せる為の、空スペースがない為に・・・

3波長の蛍光管(グロー式)
私の薦めている蛍光管は、ナショナル_パルックcool 明るく安価で便利と三拍子揃った良い商品。近年は、エコ対策で寿命1.2倍vs1.5倍タイプが主流にはなっているが、おそらく日本中どこでも入手可能だろう。AQUAメーカー品も所詮、製造元は電気メーカー名が記載されているのだから、ブランド名より、機能性重視がよいだろう。

2波長の蛍光管(グロー式)
昔から製品に付いている蛍光管!チョット赤っぽい光。NISSOでいえばPG-Uなんだけど、水草育成マニア以外は必要性を感じない光源。近紫外線と赤外線放射が中心で、水槽内では日の出から数十分間を再現させることを目的にしている光源だ。要するに植物に朝が来たよ!を告げるだけであり、終日点照させる光ではない。上記の3波長管と併用して点照させたら、藻の発生を促進させてしまう。

直管・蛍光管
20型18wの製品名(FL20-ECW)緑がTOP波長、および(EL20-EXD)黄緑がTOP波長の3波長蛍光管が飼育に適した光源を有する商品です。

LED蛍光管
近年話題の少エネルギータイプの蛍光管は、熱エネルギーがとても少ないんです。明るさだけを求める室内などには向いていますが、水槽(特に植物の育成には欠かせない!熱エネルギー)に対して、LED照明は不向きですから使用を避けることが大切です。

保温器具の説明。

保温器具
水槽で飼育する全ての生物&植物に必ず必要な器具です。近年は、水温調整不必要の自動設定タイプも販売されていますが、水温調整できるタイプが・・・お薦めです。淡水魚(金魚)の適正水温は、20℃〜23℃、熱帯魚の適正水温は23℃〜25℃です。

飼育適正水温を考えるには、貴方が飼育している魚などが何℃位(どの様な季節)で繁殖するのかを考えてください。
保温器具と、ひとくちに言っても、電子サ−モ&ヒ−タ−がありますが、一体になったタイプより分かれているタイプを使用した方が低コストですみます。ヒ−タ−のお薦めタイプは、発火防止のセラミック.ヒ−タ−です。

ヒ−タ−夏場は、いらない商品ですが使っていたのなら、水槽から出さずにコンセントを外すだけでヒ−タ−部分を水槽外に出すのは寿命を早めるので注意。
(ヒ−タ−に付いているゴムが乾燥し硬くなって隙間が生じて水が入りやすくなる為)

飼育容器などの説明および購入を考える。

プラケ−ス
小さなタイプから大きなタイプまで実に様々なタイプが販売されているので自分の使い方に見合ったタイプを考えて購入してください。
使い込む程に、プラスチックが黄ばんでくる!購入から数年で破損しやすいのが特徴です。

ガラス水槽

小さなタイプから大きなタイプまで実に様々なタイプが販売されているので自分の使い方に見合ったタイプを考えて購入してください。通常、ガラス水槽で購入するのは120cm水槽迄です。(一人で持ち運びできる範囲)

近年は、オールガラスの縁なし水槽もありますが、如何せん地震の揺れに対して縁(返し)がないのが災いして、震度4で溢れます。部屋に水槽を置いている方は避けたい商品ですね。

一般的に販売水槽を太陽光線の当たるところに置いてある店が多いが、そのような店で水槽を購入するとシリコン部分が硬くなり水漏れの不良品を買うことが多いようです。
(水を入れた水槽の多くは、返品ができません)

セット水槽も購入には要注意!単品販売品とは異なり、水槽下部(裏)の格子が少ないことが多く見られます。要するに底が弱い水槽なので、持ち方や一見平らだと思えた場所でも簡単に割れて使えなくなることが多い。

アクリル水槽
安価な、ガス接着/オーダーメイドの融合接着や重合接着の3種類があります。

アクリル水槽の価格は、厚さが粗すべて!製造業者との価格交渉は怪我の元。価格交渉相手には、手抜き作業でお返しする場合が多く見られ、数年後に泣きを見るのは貴方です。

市販されている多くの水槽はお客様が購入しやすいよう低価格で販売している物が多くあるように思えますが、そこが最大の注意点でアクリル板が薄く使い物にならない商品が氾濫しています。アクリル水槽の板厚をワンサイズ厚くすると価格は約1.5〜2倍に跳ね上がります。

アクリル水槽を直接、工場で作ってもらう場合でも膨らみやタワミのでない水槽の板厚を聞いてから作ってもらいましょう。価格交渉は怪我のもと値切るような人へは、工場の人から見れば材料費を削るか&手抜きをするしかありません。最初の数万円が命取りです。一見同じに見える板の薄い水槽も2〜3年後に水漏れを起こします。
安い水槽ほど、接着面に気泡が現れます。(使うことにより、成長する気泡>>やがて水漏れ)

バックスクリ−ン
水槽の裏面に貼る黒いタイプのスクリ−ン、水槽の景観を良くするだけでなく、飼育魚にココ迄で行き止まりだということを知らせるのに大変役立つ商品です。
(水槽の側面に貼ると、突っ走り事故防止に役立ちます。)
黒いタイプだけでなく、青いタイプやカラ−タイプ(水草写真付)なども販売されてはいますが、黒がお薦め!近年は、飼育魚にも、やさしい艶消しタイプも販売されています。

バックスクリ−ンに魚の写真を貼るのだけはやめましょう!大きな目が付いていると飼育魚が怖がる場合があります。

飼育場所を考える。

淡水魚&熱帯魚を飼育する場所でまだまだ多いのが玄関飼育です。水換え時に於ける排水作業は楽でしょうが・・・飼育水が長期間安定する底面濾過飼育を実践すれば、平均水換え作業は180日毎になり排水の作業を気にするほどのことでしょうか?

玄関飼育のデメリットとして考えられるのは、ドアの開閉音に飼育魚が落ち着けなくなります。また、外気温にさらされる時間が多くなり保温器具を必要とする時間が多くなり不経済です。また、訪問者の安易な行動に対して抵抗することが出来ません。貴方が訪問者を何時も出迎えられる状況でない場合は特に、これらの問題に対して防ぎ様がありません。

一般的には室内の飼育が一番良いのですが、理解力のない家族に反対された場合は諦めるしかありませんが・・・室内で一番理想的な場所は、飼育者の部屋ではないでしょうか?安易に他の方が入りにくい環境の方が飼育魚達も落ち着けます。但し、デメリットもあるのです。部屋の位置と温度管理ができることがBESTなのですが・・・

部屋の位置とは、日当たりが良い部屋の場合はエアコンなどで温度管理ができることが一つの条件になってきます。特に夏場は室温が上昇しやすく飼育の基本温度24℃〜25℃を大きく上回ってしまうことが考えられ十分注意して設置場所を考えなくてはなりません。また、室温が上昇する時に考えなくてはならないことに換気があることも知っていて下さい。エアコンや換気扇などで部屋の空気が攪拌できていればたいした問題には直面しませんが、暖かな空気がこもってしまう場合などは扇風機を壁に当てて部屋の空気を攪拌させることも重要です。また、他の部屋や廊下などとの隙間が作れれば更によいのですが・・・逆に日当たりの悪い部屋などの場合は温度管理より湿度管理を考えなくてはなりません。キッチンの様に閉ざされていない場合は良いのですが、閉ざされた部屋などは換気ができる工夫が必要です。

部屋が2F以上の場合は、ベランダに出れる部屋の近くが水槽の設置場所としては理想的です。水換え用具のプロホースと市販の水道用ホースを接続し、排水時にホースを用いて雨トイへ流してしまえばベランダを水浸しにすることも無く便利です。
(ホースはホームセンターなどでm売りされているので雨トイまでの長さを測り、2m程余裕をもって購入すれば良いのではないでしょうか?)

水槽台を考える。

部屋の設置場所として床の状態を考えなくてはなりませんが、ご自分が立っていて・・・また、友人などと同じ位置に立って、床が沈まなければ60cm標準水槽くらいなら水槽台さえ注意すれば特に問題もないでしょう。

水槽台は何もメーカーから販売されている商品を購入する必要はありません。チョットした、ベンチチェストや横置きしたカラーBOXなどでも十分、水槽の重さに耐えられます。

要するに水槽台に適しているのは、床との設置面が足でなければ力が分散する。また天板と床の設置面が足ではなく板面になっている。+板面が(コの時)や(四角)で床に設置できている家具や天板部分と平行に底板があり側板という関係(横にしたカラーBOXを思い浮かべ)なら上からの力が均等に床に掛かる為、安心できるでしょう。

上記の意味が判らない人は、イメージとして家にあるテッシュ箱を用いて、箱と同じ大きさ&箱より大きな歪まない板(ベニア板など)を箱の上に載せ、板の上に数kgの物体を載せてもテッシュ箱は壊れません。

安価なタイプの水槽台は、スチール製の足で、しかも天板部分をビスで繋いでいるだけの商品が多く、床に接する足の部分たけに全重量(水槽+水槽台を含めた重量)が加わり・・・また、横方向からの力にはもろくオススメできません。

床が畳などの場合は、家具(タンス)同様、畳の縁を避けて、水槽を置ける広さ分の合板を用意し、足先の怪我を避ける為に合板の縁をガムテープなどで被えば良いかと思います。また、m売りされているビニールクロスを合板サイズに合わせ調整し敷いて留め、水槽台を設置すれば良いだろう。この時タンス同様、水槽台が前倒しにならぬ様、硬く新聞紙を折り曲げ(2-3mm厚)て水槽台となる前面下に噛ませればより安全です。
(ビニールクロスなどは、ホームセンターなどへ行けば様々な柄が販売されているので自分の部屋に見合った柄を購入)

夏場対策を考える。

夏場の水温上昇をエアコンなどで避けられない方達には特に必要なことですが、多くの方が人間の生活に合わせてライトの点灯をしているのではないか?と思います。しかし昼間、部屋に居ない時ほど蛍光灯から出る熱により更に+αで飼育水が温められてしまう為・・・

寝ている部屋が水槽の明かりで眠れない!という場合を除けば昼夜、逆でライトを点灯させることが望ましい。昼間、部屋に居ない時など雨戸までを断つ場合を除けば、昼夜が逆の方がより自然を演出できます。

人間の場合としてイメージすれば判るかと思いますが、人間は夜道でも洞窟内の様に一寸先は闇なんてこと、ありませんよね。月明かり星明かりがあり見えますよね。だけど多くの水槽飼育は真っ暗になるんです。逆に昼間がカーテン越しに入る光でも一寸先は闇にはなりませんから、薄っすら水槽内が見渡せる状況が簡単に作れます。

また、真っ暗(闇)では夜行性を好む生物を飼育していても動けません。動物園などの夜行性に生活する生物館と同じイメージをして下さい。

保温器具を使用している場合、夏場にヒーターなどを水槽内から取り外す方がいますが、多くの場合コンセントを抜いておくだけが良い。何故なら使用した(水に漬かっていた部分)商品のコードやヒーター&センサー部分のゴムが、水槽から出されることにより乾燥し、劣化が急激に進みますので翌年に商品が壊れるという現実に襲われやすいです。

冬場対策を考える。

保温器具を使用している方でエアコンなどを使わない方達への注意は、湿度の問題でしょうか?水槽用のガラス蓋をしなかったりすることにより湿気が水槽を中心に壁や天井また、カーテンなどが湿っぽくなります。また、部屋の空気が冷やされた場合は特に水槽の揮発が多くなりますので注意しましょう。

また、利点として考えるなら部屋の空気が少しでも動く(流れる)工夫さえしてあれば加湿器代わりを水槽が代用してくれるので乾燥しがちな部屋の空気に潤いを与えてくれるでしょう。

水槽のガラス面に多く発生しやすい茶ゴケの主な発生原因は、部屋の中を流れる冷たい空気によってガラス面の温度変化が大きいと発生することが多く、前面の見るガラス面以外を発泡スチロールなどで保温対策すれば発生しにくい。

過去の水槽設置場所

玄関の場合で考えられる!利点は、水がこぼれた場合でも、床面がコンクリ−トまたはタイル面なので掃除か簡単。

欠点は、靴箱の上に設置した場合は、靴箱が水槽の重さで変形しやすく、扉が開きにくいなどの問題が発生しやすい。
外気温にさらされる時間が多く、水温の管理が大変である。飼育者の居ない時に訪問者が水槽を触ったりすることによって、飼育魚が状態を崩しやすい。セ−ルスが来た時など、話題が水槽の方に向けられたりすると、なかなか帰ってくれない。

家族が集まる部屋は、飼育魚を見るのが家族に限定される分だけ、玄関より魚が落ち着きやすいが...。
飼育者が居ない時でも、飼育魚の状態変化が家族によって指摘され、飼育魚の健康管理がしやすい。家族が集まる部屋ほどエアコンが付く場合が多く、水温管理が楽。


小さな子供(幼児)がいる家庭ほど、貴方の日常管理を見ていた子供が、親の目を盗んでエサを必要以上与えていたり、手が届くような所に配置したヒ−タ−の温度調節をイタズラされ、飼育魚が体調を崩しやすい。飼育者が居ない場合には、蛍光灯やエアコンを切られやすい。

地震などによって、水が水槽外に、こぼれた場合、床がフロ−リングなどの為、掃除が大変。後に一気に悪者!

飼育魚を見るのが自分だけの場合が多く、飼育魚の落ち着き方がとても良い。エアコンの設置などによって、部屋の温度管理がしやすく、水槽の水温を一定に保ちやすい。

エアコンの設置がない冬の場合は、湿気が多く部屋がカビ臭い。
夏の管理者が居ない昼間に締め切った部屋は水温が上昇しやすく、飼育魚が状態を崩しやすい。地震などによって、水がこぼれた場合は、床がフロ−リングなどの為、掃除が大変。

過去の水槽設置の時に考える、季節別の報告。

熱帯魚の標準飼育水温(適温)は、23℃〜26℃。
夏の水温管理ができないからと夏場の水温上昇を考えて、事前に水温設定を高め(27℃〜28℃)にしておくのは、飼育水の機能を低下させるので注意。

@ 飼育水温が25℃を基準に考えた場合、26℃設定にすると飼育水の安定期間は、約半分になります。
A 飼育水温が25℃を基準に考えた場合、27℃設定にすると飼育水の安定期間は、約1/4になります。
B 飼育水温が25℃を基準に考えた場合、28℃設定にすると飼育水の安定期間は、約1/8になります。
水槽の大きさ&底面プレ−トの大きさの関係は、濾過機能(飼育水の安定期間)は無関係です。


エア−リフト式、底面濾過フィルタ−は、(底砂の厚さ&粒子サイズ)が濾過能力に関係するだけ。飼育環境として考えられるのは、45cm標準水槽(450×300×300)からです。
但し、30cm〜36cmの超小型水槽は、元々飼育水槽ではないので上記の関係は、あてはまりません。

水が濾過バクテリアによって機能しだす期間(水槽を立ち上げる)と呼びます。
@ 飼育水温(25℃の場合)は、セット後...約 5日位で魚を入れても安全です。
A 飼育水温(27℃の場合)は、セット後...約20日位で魚を入れても安全です。
B 飼育水温(30℃の場合)は、セット後であっても、バクテリアが機能せず飼育水ができないので部屋のエアコン+扇風機によって温度管理が出来ない人は...秋が来るまでジッと我慢。

熱帯魚飼育で注意することは、水換えの時に水槽の水温から−3℃低下しないことが大切です。
平常時に29℃あった水温が、水換え&換水後に25℃になってしまったら多くの飼育魚は、肌荒れを起こしやすく注意しなくてはなりません。飼育環境をよく考えてフィルタ−選びをしなければ、夏が来るたびに魚が調子を崩す場合が多い。

部屋が暑くならない為に...
喚起をよくして部屋の空気がこもらない工夫をする。(対角線上に空気の通り道を作る)扇風機の風を部屋の壁に(上下の対角線上に空気が流れるように)あてて、室内の空気をカクハンする。

部屋の室温を一定にする
エアコンを設置して室温を一定に保ちながら、水槽の水温も管理する。
部屋の中は、冷たい空気は下に、暖かな空気は上昇するので、室内をより一定に保てるように扇風機は欠かすことの出来ない必需品。

水換え作業&換水作業の注意
水道水に含まれるカルキ剤によって、体調を崩す場合があるので特に水道水が25℃以上の場合は要注意。

換水作業を頻繁(週一回以上)に、おこなう事により温水が出る水道管が銅の場合は、水に含まれるカルシュウム分子によって、銅管の銅が削り取られ、水槽内に進入し、小型魚に影響がでることが多いので注意。2000年以降に工事された水道管は、硬質塩ビ管の場合が多く、上記は当てはまらない!

新規セット水槽の時期を考える&管理


保温器具の設置に神経を使う時期ではありますが、一日の最低気温が24℃未満の場合は、保温器具は設置して下さい。また、一日の最高気温&飼育水が28℃未満であれば、水換え作業はOK。


水温が、30℃を越えてしまうときに水換え作業をすると、濾過材から外れた濾過バクテリアは死亡。また、濾過バクテリアを添加しても、濾過材に付く前に死亡。

夏を迎える前の初夏の頃になると保温器具が必要なくなるので、取りはずして水槽外に出す人も多いだろうがヒ−タ−を水槽外にだすと、多くは翌冬に故障する。
何故なら、ヒ−タ−のゴム部分が乾燥し、小さな隙間&亀裂が生じ、そこから水が浸入しやすく壊れる。


保温器具は、コンセントだけを抜いておけば良い訳であり、注意しなくてはなりません。加えて、もう少し注意するのであれば、コンセント部分が湿気などで濡れることがないように小さなビニ−ルなどで包んでください。

飼育水が30℃以上の場合は、水換え作業をすることにより濾過バクテリア死亡し、飼育魚壊滅の恐れ多し。

これだけは、最低しないこと

水面に氷(保冷材)を浮かべて水温の上昇を避ける。飼育水の中に氷により、冷たい水と暖かな水との境界ができ、境界部分に魚が来ると肌荒れの原因。また、短時間で水温の変化が大きくなり、食欲不振やエラへの負担&肌荒れの原因に。


熱帯魚だけでなく全ての魚の飼育を始めるのには一番適している季節です。
保温器具の設置に神経を使う時期ではありますが、一日の最低気温が24℃未満の場合は、保温器具は設置して下さい。また、部屋の温度が冷たく、水槽が暖かな場合は、湿気対策の為に部屋の空気を撹拌してください。

飼育水の最高水温が28℃未満であれば、水換え作業はOK。


エアコンがなく、温度管理が出来ない人は、保温器具の設置を。

ヤマメ&イワナは、渓流で生活する淡水魚として有名だが、飼育に於いて水流は必要か?それとも溶存酸素を考えれば良いだけなのか?はたまた、水温だけの問題なのか?

自然界のヤマメやイワナは、水深の浅い山間部の渓流に住んでいる。山間部だから、当然の様に水は冷たい!渓流なので水流はある!水が冷たく流れがある!ということは、水中の溶存酸素量も多いだろう。しかし、考えて頂きたいのは、釣り堀の渓流魚達や養殖場の渓流魚達は、エサの違い!こそあれ、水がメチャ冷たい訳でもなく、流れなど殆どない環境で生きている。

自然界の渓流魚達は、岩の陰で体を休め、眠り、生活しているが、貴方の水槽は、体を休める場所があるか?寝る時も水流に、さらされていないだろうか?それとも夜間は水流止まりますか?

動物性、単細胞微生物群の働きを利用する。

自然界でも水質再生に大きな役割を果たしているインフゾリア(単細胞微生物群)は、様々な有機物を初めに分解しています。


川や沼などで大きな魚の死骸を見たことはありますか?電子顕微鏡を使わなくては見られないようなバクテリアが分解するより、普通の顕微鏡でも簡単に見える単細胞微生物の方が遙かに分解スピ−ドが早く、数日の間に分解してしまいます。
コンクリ−トで3方向を護岸工事をした川や池で魚が死んでいると単細胞微生物群が少なく分解スピ−ドが遅くなり、見るも無惨な川になります。

川や沼に足を踏み入れると、川床表面が巻き上がり水は濁って見えなくなりますが、これは有機物を分解している広大なインフゾリアの大切な住みかなのです。

貴方の水槽内に定期的にインフゾリアの素(単細胞微生物群、発生)を入れていることにより、底砂やフィルタ−の表面にインフゾリアのコロニ−を作ることによって、有機物を素早く分解させフィルタ−内部を守り、水質再生にとって大切な初期分解ができるので水が驚くほど長持ちし、水草の成長を助けてくれます。

国産水草に付いてくる貝(ラムズホ−ン/インド.ヒラマキガイ)の働きを利用する。

どの様な水槽にも必ずと、いっていいほど藻(コケ)は生えます。水槽のセット直後(コケが目立つ前)から少数を入れておけば、藻の発生は、数ヶ月先からです。
水草には多くの種類の貝の卵が付着してきますが、多くの貝の中でも...アンモナイトの様な形をした褐色の貝がありますが、水槽に発生する厄介なコケ(黒ヒゲ藻以外)や飼育魚が食べ残したエサをガンガン食べてくれるので大変重宝する種類です。

当店も、この貝で水槽内が綺麗になりました。増えすぎなければ、水草への食害もありません。また、稚魚を飼育している水槽にも大変重宝です。
魚が食べ残した餌も食べてくれるし、魚の死骸も食べてくれる!自然界の、お掃除屋さんです。

貝達にとって、エサになる藻や魚の食べ残したエサなどが多い環境下では、どんどん子孫を残す傾向があり、増え過ぎた!と感じたらポィ!と、水槽外へ放流して下さい。

ミナミ.ヌマエビ&台湾、トロピカル.シュリンプの働きを利用する。

どの様な水槽にも必ずと、言っていいほど藻(コケ)は生えます。水槽のセット直後(コケが目立つ前)から少数を入れておけば、藻の発生は、数ヶ月先からです。
特に厄介な糸状の柔らかな藻は、発生したら取り除くのが大変ですが、エビが好んで食べる藻の代表ですから、重宝します。

糸状のコケを食べる!として有名なヤマト.ヌマエビは、全長4cm未満の固体なら良いのですが、大きくなれば・・・なるほど水草の新芽を食べる様になり、エサが不足すると飼育魚が襲われます。

プレコの働きを利用する。

小型のセルフィン.プレコは、『水槽のお掃除屋さんは私です。』と名乗り出るくらい重宝する魚です。水槽のガラス面や底砂表面の掃除、ヒ−タ−やコ−ドのお掃除、結構細かな水草まで掃除していつの間にかピカピカの水槽になります。小さなサイズから販売されていますので、体長3〜5cmくらいの個体は60cm標準水槽を2本くらい持っている人に向いています。
体長10〜15cmくらいの個体は90〜150cm水槽を3〜5本くらい持っている人向きです。一匹をたらい回しにして水槽内のお掃除をしてもらうと管理が楽になり、急激に成長しません。

お掃除屋さんに、仏心をだしてエサを与えると急成長し、大きくなれば、なるほど雑食性が表面化し暴れます。

通販で、濾過バクテリアと冷凍エサを一緒に発送できますか?バクテリアが凍ったら問題ありますか?を考える。

私達の知らない太古の昔、氷河期を迎えた時でも、多くのバクテリア達は、冬眠し、生きながらえて来たハズです。輸送くらいの短期間を乗り越えられないバクテリアってあるのでしょうか?

飼育魚に与える、冷凍エサを考える。

購入するときは、一ヶ月以内に使用できる量を買うのが基本です。
多くのお客様が、お使いの前開きタイプの冷凍庫は、開けると同時に冷気が下に流れ出して室内の常温が入り、また再び庫内を冷やして、マイナス18℃を保つことが少ない為に冷凍乾燥を起こしやすく栄養価が低下して魚達のエサ喰いが悪くなります。

冷凍品の扱い方を知っている専門店は、業務用冷凍庫(上蓋開閉タイプ)を使用しています。

飼育魚に与える、乾燥エサを考える。

乾燥エサを購入した場合でも、温度変化のある室内に置くことで酸化しやすく栄養価が低下してしまう為、約二週間くらいで使い切る量を出しておき、残りは野菜専用室で保管するのが酸化を防ぐ基本です。多くの商品は、おやつ!として考え、与えて下さい。

冷凍赤虫より、飼育水が汚れやすく、魚も脂溶性ビタミン配合(安定化、ビタミン)の影響で太りやすいから注意。また、栄養価の高いエサもありますが、消化吸収まで考えられた商品は、ほんの一部しかありません。

乾燥エサは、あくまでも生タイプのエサを使いたくない&触りたくない&食品と一緒に冷凍庫には入れたくない!という初心者用として作り出された商品ですから、一種類では栄養が偏る傾向があり、複数種類の使用をススメます。

水槽に底砂を多く入れると、総重量が心配だ!という方達がいますが、果たして・・・どの位までの重量に、考えている水槽台が耐えられるのかを考えてみましょう。
例として、60cm標準水槽(600×300××360)に、底砂を入れ、80kgになったと仮定します。


90cmカラーボックスを横置きすれば、床との接地面は900×300位の平面ですよね。この面積に80kgの水槽を載せても全く問題ありません。通常使用するのを横置きにしただけですが、天板と下板との間に補強板が4枚あるのです。通常の使用では、ビスが横板を支えるだけなので重量物は恐いのですが・・・

水槽の大きさ位ある発泡スチロールの箱で考える。蓋付なら、箱の上に箱の外寸に合わせたサイズの合板(10mm位)を載せるだけでも、まったく問題発生はありません。水槽よりスチロール箱の天板が大きい場合は、中心に負荷が掛かりすぎて心配ですが、水槽よりスチロール箱が小さな場合は、水槽の底面に合わせたサイズの合板を作り、スチロール箱の上に載せたら、あとはバランスの問題だけで十分使用可能ですよ。

貴方の家に、カラになった!ティッシュ箱は、ありますか?箱より大きな板(3mm厚)位を載せ、板の上に・・・何g乗せたら箱が潰れますか?
ここで分かりやすい答えを言うと、水槽台は、平面積のある天板&底板に、板の立板が何面あるのか?で、問題は解決できるハズです。本来補強となる立板が、4本足ならグラグラする!天板に両側面だけの板足ならば、横方向に力が加わると弱い!などなど・・・です。要するに、天板の内側に足が付いているのか?天板の側面に足が付いているのか?でも分かるかと思えます。

水槽に底砂を多く入れると、総重量が心配だ!という方達がいますが、果たして・・・どの位までの重量に、貴方がお住まいの部屋の床が耐えられるのかを考えてみましょう。例として、60cm標準水槽(600×300××360)に、底砂を入れ、80kgになったと仮定します。この場合は、床との接地面積で考えれば分かりやすいかと思えます。

貴方は体重、何kgありますか?貴方の両足の平面積は・・・どの位ですか?貴方がふだん生活していて床は沈みますか?旦那や彼に抱っこ・・・されたら床は沈みますか?
貴方の家に本箱は、ありますか?床との接地面積はどの位でしょうか?
貴方が台所にあるテーブルに載り、天井の電球を替えたことは、ありませんか?4本足テーブルの接地面積はどの位ですか?
貴方の家庭にある冷蔵庫はどうでしょうか?全面が30mm位の丸い足が二つ、そしてキャスターの足が二つですよね。台所の床は窪んでいますか?
貴方の家にピアノは、ありますか?キャスターの付いた足が丸い10cm位の皿に載っていますよね。たった、それだけの接地面積なのに床は沈んでいますか?

藻(厄介なコケ)の発生を考える。

飼育水が古くなり・・・というより、水中の養分過多によって発生しやすい!または外気温の変化に左右される場合が多い。

黒ヒゲ藻の発生&対処方法
@ガラス面の発生は、カッターの替え刃で(刃の向きに注意しながら)こそぎ落とします。

A水槽内のシリコンに付着した場合は、爪で根元付近を摘み取ります。

B底砂に付着した場合は、黒ヒゲ藻を一つ取り出すと、底砂が一粒ずつ減ってきます。

C柔らかな水草に発生した場合は、黒ヒゲ苔が付着した部分を、千切って・・・ポイ!

D水草(アマゾンソードやバリスネリア)に付着した場合は、黒ヒゲの付着した部分は、ハサミで切って・・・ポイ!

E硬い葉の水草(アヌビアスやミクロソリュウム)に付着した場合は、水道水5リットルの水にキャップ1杯の酢を入れ、葉に付いた部分を【パチャ!と一秒】漬けてから、水道の水流で洗い流し、水を張ったバケツに入れて置き、翌日になったら、白ヒゲへと変化しているので、葉に付いた部分を指で擦れば根元から綺麗に取れます。
対象のアヌビアスが大きい場合は、霧吹きを100円ショップで購入し、水道水5リットルの水にキャップ1杯の酢を入れた、水を霧吹きに移し、黒ヒゲ苔の部分へ【シュシュと吹きかけて】から、水道の水流で洗い流し、水を張ったバケツに入れて置き、翌日になったら、白ヒゲへと変化しているので、葉に付いた部分を指で擦れば根元から綺麗に取れます。

F飼育器具に付着した場合は、上記記載、濃い目の水溶液を作り、【ポチャ〜ン】と漬けてor霧吹きに移し、黒ヒゲ苔の部分へ【ブシュブシュと吹きかけて】から、水を張ったバケツに入れて置き、翌日になったら、溶けかかった白ヒゲへと変化しているので、水道の温水流で洗い流せば綺麗に取れます。

緑色のペタッ!とした、臭いがある藻。(珪藻)
新しいセット直後の水槽でも発生することがあるが、多くの場合、養分を拡散させる様なエサを与えてしまった場合が多い。特に、冷凍エサ(赤虫など)を水洗いせずに、水槽へ入れていると、底床養分が多い底砂の水槽に発生しやすい。原因を理解すれば、リセットが最短の近道?

黄緑色の柔らかな糸状の藻。
ライトの光があたり尚、緩やかな・・・適度な水流のある所に発生し、水槽全体へ爆植していく。ガラス面や水草に付着するコケ!手で掴み採ろうとすると、バラバラに千切れながら水槽全体に広がってしまう。ヤマトヌマエビや台湾トロピカル.シュリンプまたは、棘なしヌマエビに食して貰うのが良いだろう!

緑色の硬い糸状の藻。
巻貝やオトシンなどのプレコによって、水草やコケの表面が傷ついた事により発生することが多い。藻を掴み、引っ張ると・・・ズルズルと間引けるが、藻の芯部が残ってしまう為に短期間で発生。この藻を食べる生物は見あたらないので、問題の葉を破棄するしか方法はないだろう。

ガラス面に付着する、柔らかな茶色の藻。
水草の育成に対して、不必要な量の栄養を入れた場合に多く発生。または、外気温で急激に冷やされた場合も発生しやすい。

ガラス面に付着する、硬い緑色の藻。
ライトの光がガラス面にあたり、徐々に発生。または朝日以外の太陽光もしくは反射光がガラス面にあたることにより発生しやすい。

セット直後に発生する茶色の藻。
セット直後や大幅な水換えをした時に発生しやすいが、多くの場合は濾過バクテリアの安定が不十分な場合と、外気温で急激にガラス面が冷やされた場合も発生しやすい。
この藻を食べる生物は、ラムズホーンなどの巻貝やオトシンなどの小型プレコが好んで食べる。水槽セット時に、2〜3個のラムズホーンを入れておけば水槽内に藻の発生はないだろう。

底床に発生する白いヒゲ状の藻。
光量が極端に少なかったり、光が入らない水槽で、底床だけが養分過多の場合に多く発生。

但し、少し冷静になって考えなくてはならないことが一つある。それは、水生生物の存在する環境には何らかの藻が必ずある!ということだ。水生に発生する藻は、実に様々な環境に適応した種類が発生するのだ。すべての藻が一律に悪いとばかりは言えないだろう。

また、お客様の質問で多いのが、水槽全面(主に底砂表面から数cm)のところに発生する茶色っぽい汚れ?的な藻。特にガラス水槽の光源とガラスの厚さから生じる光の屈折だ!5mm厚以上のガラスを通過する光の一部が近紫外線となり、反射して底砂部分を照らす!だから汚れ?と勘違いするような藻が付着しやすい。

自然現象(異常気象)情報に注意。

ダイポ−ルモ−ド現象&ラニ−ニャ現象(自然現象vs異常気象)の発生に注意。
気象庁ではなく、気候観測者(大学など)の発言に注意する。
インド洋、東部域&西部域の海水面の水温変化(1.5℃〜2.0℃)に注意!(ダイポ−ルモ−ド現象)

夏の太平洋高気圧の勢力が異常に強い(ラニ−ニャ現象)時は、太平洋高気圧が前線(低気圧)を押し上げ晴れの日が長期で続くことによって太平洋沿岸地域に雨が降らず渇水(断水)をもたらす。

大渇水(断水)が起こる前に、考えておくこと
貴方の水槽は、水換え&換水作業をしないで、どの位の期間?飼育魚が健康でいられるか?を考えたことがあるだろうか!水換えや換水の作業を毎日〜週に1回の割合でおこなっている人は、断水の場面に直面したら、飼育魚は★になるんでしょうね。

エルニ−ニョ現象の発生に注意。
気象庁ではなく、気候観測者(大学など)の発言に注意する。今やエアコンは、我々にとっても必需品。また日常管理している飼育魚にとっても...。

停電が起こる前に考えておくこと
夏場の異常気象と言えば、雨が多いか?灼熱の高温になるか?なのだが、エア−リフト式、底面濾過フィルタ−以外を使っている人ほど停電になると慌てて、電池式のエア−ポンプを買いに走る傾向がある!元々、長期安定の飼育水になっていない為に水が酸欠により、急激に水が腐敗する為に。

正しい濾過(飼育環境)を考えないで上記の様な場面に遭遇すると、大切な水生生物が★になるので注意。

バクテリア (電子顕微鏡を使って、はじめて見ることができる小さな生物)

濾過バクテリアの一部!好気性バクテリア(明るい所と、多くの酸素を必要とするバクテリア)

多くは水面に住み、大量の酸素を必要とし、水面が酸素不足だと死んで油膜の原因になる。特に屋外では、風邪が吹き湖面を揺らせることにより、水は悪化しにくいが、夏場の無風の日中などは、湖面を良く見ると油膜がはっている。

濾過バクテリアの一部!好気性硝化バクテリア(酸素を好むバクテリア)

水生に発生する有機物(亜硝酸)を毒性の弱い硝酸塩へと変えてくれるバクテリア。上記のインフゾリアなくして、酸素を好む、この消化バクテリアの活動が発揮されないことを考えなくてはなりません。インフゾリアと、ほぼ同じ環境で生活し、活動しています。インフゾリアがいない、また少ない環境下では消化バクテリアの効果が得られません。水温が30℃以上になると活動が停止して川床などで、じっと耐えています。

濾過バクテリアの中心!嫌気性還元バクテリア(明るい所と、多くの酸素を嫌うバクテリア)

水生に発生する有機物(硝酸塩)を亜硝酸へ戻し、消化バクテリアとの送り戻し効果の課程で窒素ガスに変化させ大気中に飛ばしてしまうことを仕事とし、残留物は飼育水に無機物となってフィルタ−内に溜まります。その無機物は植物(水草)の栄養となります。光合成細菌もこの仲間です。植物に効くことはあっても、魚類に直接効くことはありません。

最終残留物を分解している、自然界(地球環境の還元層)でも重要なバクテリアです。水温が30℃以上になると活動が停止して、濾過材に動かないで耐えています。還元バクテリアの付着量によって生きている水の期間が左右されます。

嫌気性バクテリア(嫌気性腐敗菌)

水だけでなく、物質などを腐らせる(腐敗)バクテリアです。水温が30℃以上になると優良バクテリアは活動が停止してしまう為に、より活発になり水を腐敗させます。

インフゾリア (肉眼で見ることができるミジンコ類を代表とし、顕微鏡を使い数100倍の倍率で確認できる小さな生物)

動物性、単細胞微生物群=動物性インフゾリア(動物プランクトン)

ゾウリムシ、ワムシ、ツリガネムシ、ミドリムシ、ミジンコなどが代表種である。有機物を初期分解して、バクテリアの働きに貢献し、仔魚や稚魚のエサにもなる。自然界でも川床などの目詰まりを防ぐなど・・・一番重要な役割をはたし、酸素を吸って二酸化炭素を放出し、植物の成長を助けている。但し、ミジンコなどの肉眼でも判る大型インフゾリアは、有機物の分解とはあまり関係がないようだ。主には小型生物の捕食対象かな?

植物性、微生物群=植物性インフゾリア(植物プランクトン)

光(できるだけ太陽光線)を必要として、光合成をして生きていくことができるプランクトン。原種的なインフゾリアではあるが、生態循環には欠かせない存在である。主に動物性インフゾリアのエサとなり、生態循環の一躍をになう。

植物(水草)

様々な有機物を栄養として吸収し、還元浄化フィルタ−にもなり、生物が住み易い(落ち着ける)環境ができます。また、多くの植物(水草&浮き草)は、根生菌の存在に依存している為、呼吸する底砂がない環境では元気に育ちません。

書籍や飼育用品などに掲載される、紛らわしい表現で様々な飼育説明などや飼育器具の購入に躊躇してしまう今日この頃!

飼育説明
10人に聞くと、10人とも違う、飼育説明になる!多くのお客様達が、何を信じて良いのか?解らなくなるのが人によっての飼育説明の違いではないだろうか。本来は、こまかな違いこそあれ!基本部分は同じでなければならない。飼育魚などを殺したくないから、聞いて少しでも疑問となる部分を解決しようとしている人が多い。だが、飼育環境は自然界の水質再生を基本と考える為、基本部分は地球環境と同じになるハズだから、世界中・・・何処でも底面フィルターによる水質再生になるハズだが・・・

濾過バクテリアによって、生きた水
好気性バクテリア&嫌気性還元バクテリアの中から水作りに大切な、優良バクテリア群を言います。特に好気性バクテリア群だけで濾過バクテリアという表現が多いのですが、還元バクテリア群を含まないバクテリアは、濾過バクテリアとは、呼べないのです。

自然界の様に、インフゾリア&好気性バクテリア群&嫌気性還元バクテリア群の中から水作りに大切な、優良バクテリア群+植物によって、生きた水が作られる。
【環境水】=【綺麗な水】=【飼育水】 となる。

死んだ水
機械的に、不純物を取り除いた水!見た目には綺麗で腐敗しにくいのが特徴だが、水質のGH緩和などとして用いるのなら良いが?

飼育環境
自然界の水質再生を基本とし、濾過バクテリアやインフゾリアが多く生活できる環境に近づけ、生きた水で飼育魚が落ち着ける環境を再現すること。

飼育方法
濾過バクテリアの機能(水質再生)を一切考慮しないで、生物を飼育する方法。現在のネットには、多くの間違った表現が多く存在している。

濾過
底砂が呼吸しない環境は濾過と呼べません。多くの濾過バクテリアが好む止水域が沢山ある環境を作ることが、生きた水作りには大切なのです。

止水域
濾過で重要なバクテリア群が好んで多く住む底砂には、飼育水を長期安定する働きの嫌気性還元バクテリア群が必要なのですが、このバクテリアは、目に見えないゆっくりした流れがあり、明るくない所と多くの酸素を必要としない環境にしか住めないのです。底面フィルターを用いない水槽では、嫌気性還元バクテリア群が住める環境がなく、飼育水の長期安定など最初から無理なのです。

濾過材
飼育水を長期安定する働きの嫌気性還元バクテリア群が好んで住める所ですから、底面フィルターを用いた粒子サイズが適切な底砂の意味です。

濾過ジャリ=濾過砂
底面フィルターを用いた水槽に使われる砂という意味だが、一部のメーカーで販売され商品名として使うことには全く意味不明だ。

濾材
濾す!と書いての材料ですから、ゴミ取り様の材料という意味。

濾過バクテリア
ふだん何気なく見聞きすることだが、多くの人達は使い方を知らない場合が多い。濾過という文字が入る以上、止水域を好むという意味があり、止水域を作り出すことが出来るフィルターは底面フィルターのみである。

水質
多くの生物が生きていける水質は、弱酸性〜アルカリ性なのですが、酸性という水質では生物が死んでいきます。

飼育水の変化で考えると判りやすい!アルカリ性 ⇒弱アルカリ性 ⇒中性 ⇒弱酸性 ⇒酸性 と、不純物(有機物や無機物)の増加と共に飼育水は腐敗しますから、何処から飼育をスタートすれば管理が楽になるのかは?判断できますよね。

PH
多くの生物・植物が生活する代表として、有名な場所は・・・南米大陸の大アマゾン(川)自然環境における雨季の季節は、生命の溢れる繁殖や成長の季節なのです。その雨季の季節で、アマゾン川の水質が、PH8.0前後ある(アルカリ性)なので、水槽内もアルカリ性飼育を基本にして考えれば、良いと思いますが・・・

水質のバロメーター生物の多くは、アルカリ性が基本。水が腐敗してくると酸化という。人間の血液だってアルカリ性です。皮膚の老化は、すなわち酸化している状態。

人間だって普段買ってまで飲んでいるのは、アルカリイオン水!酸性系の水を販売しているところもありますが、そんな水を飲んだら胃酸が薄まり、胃の消化機能低下し、病院直行。

GH
水質、濃度(軟水〜硬水)というように表現され・・・日本の水は、超軟水〜軟水!石鹸が泡立ちにくい、ヨーロッパは、硬水。軟水(総硬度4〜9)飼育を心がければ、飼育生物&育成植物は浸透圧が軽減され元気に成長。

ミネラル
全ての物質には必ず含まれています。例えインフゾリアであっても、多くのミネラル分を体内に含んでいる。貴方が、さりげなく使用する水道水や餌などにも多くのミネラルが含まれています。

だから意味もなく、ミネラルを強制添加しても、何に対して添加するのか?どの部分に吸収されるのか?例えば、Aを吸収させる場合に、Bという物質があれば有効に働くということまで解って添加などしていないのが現実。

流木の灰汁(アク)
どんなに注意していても、水槽に流木を入れた日から、少しずつでも、灰汁は染み出しています。染み出すのが嫌ならADAのブラック.ウッド(表面コーティング済み)をお使い下さい。それとも、偽流木でも使いますか?

水槽で使用する流木って有機物の代表です!EverGreenオススメのインフゾリアの素を用いた水槽では、有機物である流木への分解スピードが早くなるので灰汁が目立ちやすくなります。

備長炭&木炭&竹炭
水生に様々なミネラルを放出し、水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります!なるキャッチコピ−商品です。この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができにくくなります。(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)

一番の使用目的は、体調不良などにより水換えの周期を少し先延ばししたい時に水槽へ入れる!この場合は悪いであろう物質の蓄積を避けることを主な使用目的にする為、短期(一週間以内)なら使用に反対しません。水量が少なすぎて濾過とは無縁の超、小型水槽で使用する場合は、使用期間=一週間を目安とし、新しい炭と交換して下さい。浄化の効果が得られるのは精精一週間が限界です。使用した炭は水洗いして乾燥させれば、また使用可能です。

水生に様々なミネラルを放出し、で考えられる唯一の方法は、水を軟水化し、炭に水流や細かな酸素を絶えず与えることです!美味しいご飯を作るときに備長炭(白炭)を入れて!を聞いたことあるでしょう。ただ普通の水にポチャン!と入れればミネラルが放出するなんて甘い考え方は捨てることです。

麦飯石
水生に様々なミネラルを放出し、水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります。なるキャッチコピ−商品です。この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができません。(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)

この商品を使用している方は、定期的な水槽リセットが必要になります。リセットにより、有害物質を含んだ麦飯石を水槽外へ追い出す必要が生じます。吸着材は、限界点を超えた時には、悪い物質を一気に放出することがあり大変危険です。

活性炭
水生に発生する有害物質を素早く吸着し、魚類の健康を守ります。なるキャッチコピ−商品です。この商品に騙される方って結構居るんです。良い物質+悪い物質全てを吸着してしまいますから、飼育水ができません。(悪い物質だけを選んで吸着してくれれば...などの商品は、ありえません。)

水槽の水が臭う!から使用しているよ!という方は、水換えをオススメします。飼育生物にも、愛情を・・・。

バクテリアを考える。
好気性のバクテリアは適正水温で魚を飼っているのなら、室内でも大気中から水槽に入るので特に添加の必要はありません。優良バクテリアの適正水温は15〜29℃迄です。15℃未満ならバクテリアは活動を停止し仮死状態になり、30℃以上では濾過材からはずれた&添加しても、優良バクテリアは死んでしまいます。

腐敗菌は30℃を越えてくると、より活発になりますから注意が必要です。誰もが気軽に想像できる手段として考えた場合、室内に置いた食べ物が、夏の暑い&湿気がある季節では短期間でカビが生え、腐るという現象に直面した経験はないだろうか?それが、冬の季節なら、あまり気にしなくても日持ちするのです。気温が下がれば、腐敗菌の活動が不活発になるのであれば、水槽の水だって、バクテリアや生物も、皆、同じでしょう。

アマゾン訪問者からの情報
乾季の季節は、多くの熱帯魚が採取される季節・・・現地に行った経験のある方から、河川によっては乾季の季節でも多くの川は、弱アルカリ性だ!・・・そうです。一部のネグロ川を代表とする有機物質が多い川は、弱酸性まで水質が悪化するようですが、天からの雨による水の供給が途絶えがちの季節(乾季)は、川の水位も下がり、熱帯地方の暑さにより、水温も上昇し、多くの生物にとっては生命を左右する過酷な季節でもあるのです。

川の水位が低下しなければ、熱帯魚を気軽に採取することも出来ず、熱帯魚達から見た場合で想像すれば、一部の現地採取者(シッパー)より、恐いのは水鳥の存在では、ないだろうか?平成15年のマナウス地域からの情報で、異常気象により、乾季を迎えるハズの季節に、マナウスの空港が水深2mという情報が入り、今シーズンの入荷を諦めた年もありました。自然には抵抗できません。

上記の文面も日本の川のイメージで考えてはいけません。スケールが違いすぎます。飛行機などで上空から見た場合を想像すれば、森の中を川が流れている様に見えるかと思いますが、陸地から見たら、いったい!何処からが川なのか判らないのではないでしょうか?現地でも、空港は高台にあるハズですから・・・

国内、自然探検隊からの情報
多くの山から湧き出している自然水(湧き水&清水)もPH濃度を測ると多くが弱アルカリ性を示すそうです。

植物の存在を考える。
生物(特に人間)は、何時でも気ままに移動することが出来るので忘れてしまいがちだが・・・生物(動物)達の生命を左右するのが植物だ!

多くの植物は、種が落ちた場所から移動できない!だから光合成などをして多くの生物達が住み易い環境を提供しているのだ。多くの生物は植物の恩恵を受けながら生活している。

底面濾過フィルタ−で呼吸する底砂
底砂全体が強力な濾過機能になり、水質は長期安定。自然界にある水質再生の基本を小さい水槽内に再現することができ、水槽内の底砂に多くのバクテリアが住む。

底砂の粒子(粒の大きさ)を考えた水槽
水生に発生する様々な有機物(エサの食べ残しや魚の糞など)は様々なバクテリア達によって分解、植物(水草)の栄養となる無機物に変化させてくれます。

インフゾリアが入っている水槽
水生に発生する有機物を短時間で初期分解するために自然界の川や沼などと同じ環境を水槽に再現することができる。大切な底砂表面(フィルター)に多く住み、水生に発生する有機物(糞)を初期分解して、フィルター表面で活動し、内部が目詰まりしないようにしている。すなわち、全てのフィルターに有効でもある。

夏場の河川や沼などで、大きな魚が死んで水面などに浮かんでいても、水生昆虫や動物性インフゾリアが初期分解し、ほんの数日(1日&2日)で、屍骸が消えている光景を見たことはないだろうか?また小川に足を踏み入れて柔らかに感じたことはないだろうか?川床の柔らかな部分が、インフゾリアのコロニー層だ。

水槽の底砂内に発生する良い沈殿物
嫌気性、還元バクテリアの住みか&エサになったり、植物の栄養分にもなる。

水質(弱アルカリ性〜アルカリ性)
濾過バクテリアの活動が活発で、飼育水が長期安定し、水槽内の溶存酸素が多く、飼育生物は元気。

エアコン&扇風機を使用し、水温27度以下に保つ。
熱帯地方の川の水温で飼育、外は夏でも水槽内のバクテリアは元気に活動している。水槽内の要存酸素は十分にあり、飼育魚も元気。濾過バクテリアが元気で生きた水は魚が元気だから、水槽内の水草も元気に成長。何時、水換え作業(毒抜き換水)しても、水質に大きな変化は、ありません。

故郷の川や沼で夏の暑い日に、小川遊びをした記憶はないだろうか?小川の水は温かかったか?答え=NO だ。

底面以外のフィルタ−使用で呼吸しない底砂
呼吸しない底砂では、飼育水を安定させる為の濾過機能がない為、水質は徐々に酸化し、ある日を境に生物の大量死が・・・。バクテリアの活動とは、無関係の為に・・・水量の悪化に耐えながら、生物達は獄中生活している。

底&側面共に、コンクリートで護岸工事された、都会のドブ川。現在ドブ川でも、出来たばかりの頃は、コンクリートの川に水が流れている状況であったが、様々な堆積物が蓄積し、水の流れが悪くなると夏場の高水温時には、堆積物を好んで生活する腐敗菌の活動がより活発になり、腐敗臭を放ちながらドブ川へと変わって行く。

呼吸しない底砂や底砂の入らない環境なので、出来るだけ毎日少しずつでも、水の入れ替え作業をしなければ、短期でドブ水槽へと移行する。底に穴が開いていない植木鉢の植物は、水を与えすぎると根腐れをおこし、植物は腐れる。

底砂の粒子(粒の大きさ)を考えていない水槽
水生に発生する様々な有機物(エサの食べ残しや魚の糞など)はバクテリア達が少ない環境になりやすく毒性の強い沈殿物が蓄積しやすく急激に水質を悪化させる原因になります。また、粒子が細かすぎると植物は根腐れを起こしたり、粒子が大きすぎると、幹(草体)を安定させるべく太い根を張り巡らせる。

インフゾリアが入っていない水槽
有機物の初期分解をバクテリアが行うことになり、水交換を怠ると、短期間では有機物は分解できずに都会のフィルタ−を持たないドブ川の様になりやすいです。

夏場の護岸工事され、流れがない川やコンクリートで作られた池などで、大きな魚が死んで水面などに浮かんでいても、初期分解してくれる生物がいない為、死んだ魚は、腐敗菌のエサとなり、水カビに覆われ、何時までも臭気を放ちながら、水面に漂った姿を見かけたことはないだろうか?

水質(弱酸性)
濾過バクテリアの活動が鈍く、飼育水が短期で不安定で、水槽内の溶存酸素が少なく、生物は酸欠を起こしやすい。

山などに、大気汚染によって生じた酸性雨が降ると、青々した森は見る見る間に枯れはじめ、生物は死滅していく。土壌でも、昆虫達は死んでいき、土壌菌は活動が鈍り、大地は急激に痩せ、土砂崩れの第一原因になる。PH濃度が酸性の水質では、全てのバクテリアは生活出来ない。一般に、弱酸性を好むと言われている、多くの熱帯魚が、PH濃度6.0以下で肌荒れをおこす?のが疑問である。多くの薬品(病気治療)を使用するとPHが上昇するのは、何故?

熱帯魚なのだから、夏は水温30℃以上になっても平気?
熱帯地方の気候で飼育。夏は水温30℃以上になり、優良バクテリアは活動停止し、水温30℃では水槽内の要存酸素は不十分で、飼育魚は体力次第。

腐敗菌の活動が活発になり、飼育水は短期間で悪化=飼育魚は、管理してても・・・★に(涙)水温30℃では水草も活動停止、葉の表面にはコケが...。水換えすると生物は、水質の状態急変に体力低下も伴い>>死亡率 UP

水槽内の流木
流木は生きていないのだから、普通に考えても有機物であることに変わりなく、インフゾリアの素を使用している水槽内は流木の分解スピードが早くなる。

自然界でも、陸地で倒れた木々は、昆虫や微生物の働きで徐々に分解され、栄養分を含んだ土へと変わっていく。湖底や川などで沈んでいる流木も生物が多い環境下では、水生昆虫や微生物の働きで徐々に分解される。水が冷たい場合は、微生物の働きが鈍くなる為に分解スピードは遅くなり・・・

水槽内で使用するソイル
底面濾過フィルターを使い、バクテリアや微生物により、生きた飼育水を作ればソイルに寿命などない!多くのソイル商品は底面濾過を使わせない為にもソイルの寿命期間を設けていることが多い。

地球環境は底面濾過である。陸上(大地)のソイル(土)は寿命なんて聞いたことがない。何処の田畑で・・・何処の山河で土を入れ替えてますか?

水生に蓄積される悪い沈殿物(ヘドロ)
嫌気性、腐敗菌(バクテリア)の住みかになり、水生に発生する有機物は、水質悪化の一番の原因。

まとめると、水質管理が大変で、飼育魚の死亡率 UP!停電があったら水質は、急激に悪化し、数時間で飼育魚は、状態急変>>死亡率 UP

書籍の一部に本当の飼育環境が隠れている。

多くの方は何も気づかないで素通りしてしまうような部分でも、その大切な部分を見逃したことにより貴方や飼育生物が受ける未来の運命が決まる。

エンゼルの書籍 (ペルー産スカラレ、エンゼルの現地の年間平均、水質データ)

PH7.3〜8.0、KH6〜15、GH5〜13、マイクロジーメンス195〜513us、水温24℃-29.5℃

だけど日本で、いわれている水質は、PH5、KH0、GH1、マイクロジーメンス110usなんだよね。何故この様な違いがあるのかを考えた場合、日本でいわれている水質は現地から送られてきた魚の入った袋の水質を測った場合が多いのです。だから、単一の数字しか測定できないのです。

我が日本でも人工物の少ない自然環境を年間を通して計測しても、同じ様なデータが取れるハズですよ。春・夏・秋・冬・すべての水質データは違います。

書籍で、よく見かける、アマゾン川の流れを撮影した写真風景

日本の川とは違い、数日間かけて外洋(大西洋)へと流れ出している大アマゾン川・・・掲載写真では、かなり水の流れがあるかのように見せているが、写真で判るほど流れている場所は果たして、どの位あるだろうか?水槽の水面に水流を作れば、すぐにでも確認は可能である。

日本の一級河川とアマゾン川を思い浮かべて考えた場合、源流から河口までの標高差は対して変わらないのに・・・日本なら数時間で海まで到達しても可笑しくないが・・・貴方なら、どう考える?熱帯魚達に水流は必要か?

書籍で目にする生息域の写真(川の中の魚が水面から見える!)を見て考えると、日本の川のように流れが目に見えてあったなら、水面が水の動きで乱反射し、中を泳ぐ小さな魚など確認できるだろうか?

自然(TV)を見て、生物(熱帯魚)の飼育環境を考える。

NHKテレビ番組/高校生物(深夜の再放送)より/2001年7月取材日記。

志賀高原にある約70個ある池や沼の中で、生物が全く存在しない無生物池(三角池)がある。何故、生物が存在できないか?は、三角池(みすみいけ)の水質、PH4.6という酸性池の為に生物が存在できない環境になっている!との放送内容。

この放送内容の生物とは、魚のことではなく、微生物も含めて生存していない為、落葉樹などは、姿そのままに湖底に堆積している!ということなのである。

ε-( ̄ヘ ̄)┌ だみだぁこりゃ・・・

時々、お客様達との会話の中で・・・過去の苦労話をお話しすることが・・・だけど暫くして他のお客様より、過去の会話に飛び出した一端が聞こえてくる。(ブログで見たよ!とか・・・)

インフゾリアの作り方(湧かし方)

昔は(平成22年から約40年前の話)ボールに水をはり、キャベツの外葉を線切りして水の中に入れ・・・暖かな部屋の窓辺(太陽光が差し込む所)へ数日放置しているとキャベツが腐敗して、水面に白い泡が立つ。白い泡の部分をスポイトで吸い出して、水槽へ入れていたなぁ!と・・・

会話が昔であることからも判るとおり、昔は自宅用として無農薬野菜を作っていた。もちろん無農薬だから紋白蝶が飛び交い、葉には青虫が葉を食べているから、キャベツは穴だらけ・・・貴方はキャベツ畑で紋白蝶を見たことがあるか?流通するキャベツ畑には蝶チョなんて飛んでも居ない!屋外育成の無農薬野菜なんて簡単には手に入らないぞ!知ってるか?農薬まみれのキャベツでインフゾリアが湧くなんて考えられない!基本を知らなければ最初の情報だけを鵜呑みにして・・・実験し、文句を言う。文句はやがてブログで公開され多くの人々に間違った情報だけが伝わる。部屋の中に腐敗水があると言うことは、すなわち少し動かしただけでも部屋は臭いで充満し・・・親に怒られ・・・

人間が普段口にする野菜の多くは、虫も食わない危険な食品だということを・・・安全なキャベツは甘く美味しい!危険なキャベツは甘くない!中には苦いキャベツも存在する。

雨の入らない屋外で容器に水を張り、自宅の鶏小屋から鶏糞を一部取り出し、容器内に入れて・・・暫くすると焦げ茶色をした水の中には何やら蠢く微小生物が多く発生しているのに気づく。安い顕微鏡を取り出して確認すると『ケンミジンコ』が発生した様だ。肉眼でも判るほどのサイズに成長したミジンコをスポイトで取り出し、当時飼育していた淡水魚に与えても見向きもされなかった。雨の入らない屋外で容器に水を張り、自宅近くの牛を飼っている家から乾いた牛糞を分けて頂き、実験しても、容器内に発生する多くはケンミジンコばかり・・・

インフゾリアの作り方(湧かし方)ステップ_U

子供の頃の私は兼業農家だった。秋には稲を収穫し、家で脱穀し、籾を庭で天日干しにし、精米という過程をへて米を食べていた。家の敷地には稲藁小屋があり自分の数倍の高さにまで積んでいたものだった。子供の頃は、うず高く積まれた稲藁も遊び場だったが・・・

稲藁の一部は春先に田畑に入れ・・・だけど多くは茶畑業者が稲藁をトラックで買い付けに来ていたのを思い出す。天日干しした稲藁をどうするのか?と聞いた時の記憶では、茶の木の根元に入れておくだけで土が活性化するからお茶の木が元気に育つと言う!当時はあまり気にも留めなかったが、今日の前進に大きく貢献した体験(記憶)だった。

近年は、農薬まみれの水田が多く、稲藁が使えないと嘆くお茶の木業者達。昔の水田には『豊年エビ』なんて、あたり前の様に居たものだったが・・・今日では、珍しい存在!豊年エビを保護活動している地域もあり・・・日本酒の主原料は米と綺麗な水である。米や水を大切に思う地酒業者は豊年エビが毎年発生する契約農家を大切にして・・・

飼育環境
平成8年頃のHP作成時から飼育環境という文字を使っているのだが、当時(10年頃まで)は検索してもEverGreenの各ファイル位しか検索に掛からなかったものだ。

自然界の水質再生を基本にしての飼育方法は底面濾過になるハズだが、自然界の水質再生を無視しておきながら、私の飼育環境は・・・と言うのは可笑しな話。お前らの飼育は環境ではなく・・・只の飼育方法だろ!環境という文字を気軽に使って欲しくない。世の中が混乱するだけだろ。

意味不明
私が使用する(オススメ)水道水だが、巷に溢れる『汲み置き水使用』には少々疲れる。自分の飲み水だったら直接水道水を飲んでいるだろう!または冷蔵庫で冷やしてから飲んでいるだろう。だが飼育魚には、自分で飲めないだろう・・・飲みたいとは思わないだろう!汲み置き水を使っているのだ!悲しい現実。

飼育魚に使う水道水にしても、カルキを抜いてから使へなどと、言いながら・・・自分が飲む時に一々カルキなんて気にも、していないだろうに何ゆえ大切な飼育魚には自分が飲める水を放置してから使うのだろうか?意味不明。

家庭用浄水器を使用する場合であっても、浄水器をつけた事に満足し、水道水の流し水後と浄水器を通した水とを比べたことはあるか?多くの方は何も疑わず気軽な気持ちで使用するだけだろう。一度に多くの水を処理(不純物除去)できるRO浄水器などであっても多くの場合、流し水後でなければ使えない設定になっている!家庭用浄水器を使う多くの方は、配管に溜まった水を流してから使用する!という基本を忘れてはいないだろうか?

我が日本で、水道水が危険な水なら、自治体へ文句を言って改善されることを望みます。多くの場合、水道水が悪いのではなく配管に問題があることを無視して『危険だ!危険だ!』と叫ぶ輩には少々疲れます。

間違った使用方法(形だけの使い方)をして、商品に文句を言う方達が多いのが現実。(涙)
当方のオススメ商品(オリジナル)に関して巷で多く言われていることは、オススメの飼育環境以外の飼育方法で使い、効果なし!と決め付ける輩が多い。

自然界(水質再生)を基本として考えてみたことはあるだろうか?『濾過バクテリア』と、いっても実に様々な細菌による相乗効果からくる分解であり単一細菌群だけを取り出して考えたなら意味がなくなるだろう。答えを安易に求めようとする気持ちは判らなくはないが答えが簡単に出るような問題ではない。答えが簡単に出るようなことになれば、この世から環境問題はなくなるであろう。

一部、メダカ.ファイルにも記載しているビオトープ実験を一つの例として判り易く解説しているつもりだが、多くの輩は、ファイルの一部分だけを取り出して『ここが・・・可笑しい!あれは詐欺だ!』などと言っている!困ったものだ。

インフゾリアの素
販売者および生産者の私が少しでも自然環境に理解を深めて頂く為に命名した商品名だ。多くの輩は飼育水が数日で腐敗する設定に於いて実験するのだろうが、意味あるのか?一体何を見極めたいのか意味不明である。

底面濾過
私が子供の頃に、ヨーロッパ(だぶんドイツ)から伝えられた飼育器具の代表だが、一体使用方法の何処までが伝えられたのか?は知るよしもない!だけど自分なりに改善するところは改善し、安価で、より楽に管理できる現在の方法に至っている訳ですが・・・

底面濾過をしていても、立ち上げ後、2〜3ヶ月で、底砂はガチガチに固まってしまう!だが、インフゾリアの素を定期的に添加している水槽は底砂が何時も何ヶ月経過しても、サラサラしていて固まらないのだ!実際!何がどの様に作用しているなんて気にもしていないのが現実。

時々、HPを無償公開していると、嫌になることがある。思わず全面閉鎖(25・05・06)しちゃおうかな?とかね。

近年、商品にケチを付けられたり、こんなブログがあったよ!などと、いった迷惑な方達。しかも、インフゾリアの素が何で出来ているのか?などを聞かれても、返事できないんです。その様なことを教えて、当方に何のメリットがあるんですか?と、尋ねてみたくなりますよ。基本的な情報は、上記に記載してあります。

当方の商品を研究機関で内容を調べ、真似して・・・まるでPB商品と、同じです。売れている商品を真似して安く販売する悪徳業者達と。

商品という物には、すべて製品になるまでの様々な研究があって、様々な実験を繰り返し、作られているんです。その過程をすべて無視する悲しい方が存在する我が日本。

同じ銘柄米なら何でも同じ?なんて多くの方達は考えないだろう。だけど 『 木を見て森を見ず 』 という方達が時々変な質問をする。
米の収穫は、稲刈り機を使う場合と、コンバインで籾にしてしまう場合とがある。稲刈り機で刈り取った稲穂は、ハズ掛けという束ねて逆さ干しにして栄養を穂に伝える。そして脱穀し、低温管理保管される。多くのコンバインでの籾は乾燥機に入れられ低温保管されているだろう。同じコメでも、工程一つ違えば当然、味も変わる。

稲を作る水田だって同じことだ。虫も居ない水田で作られた米は、病害虫に弱く、気候の変化にも弱い。豊年エビが毎年発生している水田は、言いかえれば、毎日の管理が行き届き、減農薬もしくは、無農薬栽培品なのだ。土壌が良い!水が良いから美味しいお米が食べられるんだ。だけど市場に出したら、混ぜられて・・・

過去の遠い記憶 (貴方も、子供の頃、川でフナやハヤなどを採集したことはないだろうか?)

季節 (春)
川の水も少し緩み始め、近くでは田植えのシ−ズンを向かえる頃、川には多くの魚が産卵の為に小川や川岸に多く集まっていたものでした。
それから約半月〜1ヶ月後に小川には沢山の小魚が泳いでいて、よくタモ網で掬い家に持ち帰った記憶があります。
田に水を入れるために農業用水路にナマズが卵を産んで、孵化したばかりのナマズ(体長2.0cm位)を採取しては家に持ち帰り、水槽で飼育した記憶があります。ナマズと一緒にフナっ子(体長2.0cm位)も採取し、同じ水槽に入れて飼育した思い出があります。


飼育から1週間もすると子ブナは水槽から、いち早く姿が消え(ナマズが食べた)子ナマズも数が減り、日を重ねると共にナマズは成長するが数はどんどん減り続け、採取から1ヶ月も経過する頃には、百数十匹いた小魚達も、ナマズ2匹になってしまった記憶があります。

季節 (夏)
夏休みや小学校の帰り道などに通学路沿いの川を見ながら、家路についた記憶がよみがえります。
ふだん川を覗きながら、魚のいる場所を見つけては採取に行き、よく川魚を採取したものです。その頃でも、私は知らないうちに採取した魚がバケツの中で、すぐに鼻上げする行動に疑問を覚えつつ、家路まで何度も川で水を汲み替えながら帰った記憶があります。


思えば、夏場の水温上昇による酸素不足だったのです。
川は流れがあるので、水温はそこそこ高くても溶存酸素は十分あるのでしょうが、バケツの中は過密も伴い、すぐに酸素不足によって採取魚が鼻上げを起こすのです。
(春の季節では、夏ほどの鼻上げ現象の記憶はありませんでした。)

季節 (秋)
稲刈りのシ−ズンを迎える頃には、小川の水も殆どなくなり、所々で水溜りが出来ていて、水溜り部分には、逃げ損ねた多くの魚などが閉じ込められていた記憶がよみがえります。水溜り部分から好きな魚だけを掬い取り、家に持ち帰ったものでした。翌日、同じ場所に行って見ると、水は完全になくなり、皆死に絶えていました。近くの少し大きな水溜りは、超過密状態で鼻上げをしながら群れていた光景を思い出します。更に翌日雨の日に同じ場所に行くと小さな水溜りが雨の影響で川と化し、魚たちの姿は見えなくなりました。
(生死の分かれ目でしょうか?)


思えば、水溜りが乾き死んでいった魚たちも、私に採取された魚たちも、良い運命ではなかった様に思えます。

現在の状況
私が住んでいる田舎でも、河川の多くが(小川を含む)護岸工事の影響や農薬などの影響で川魚を見なくなりました。

昔は、あたり前のようにいたフナやハヤなど殆ど見かけません。

生き物を飼育していると必ず、何時かは飼育の壁にぶつかることがあるが、その時の対処方法や考え方で貴方の未来と飼育魚の未来が変わってくるのです。

生き物を飼育する最初の魚は、縁日の金魚掬いからではないだろうか?川や沼などの散策で水生生物に興味がわき、採取した水生生物を飼育することから始める人も多いでしょう。都会に住む人の多くはショップで魚を見て、飼育を始める人も多いでしょうが・・・

水生生物(植物)を飼う前に、水槽の飼育環境を整える必要があります。

冷凍赤虫の正しい使い方

冷凍のエサを使用する場合、考えなくてはならないのが、冷凍にした時、一部に必ず起こる表皮破壊によって解凍時に流れ出るドリップ分は なるべく水槽に入れたくはない!
冷凍エサを使用する場合は、
 解凍>>水洗い>>与える といった作業が基本である。

写真 上段の左から右へ と見る
冷凍、アカムシ 容器に、割り入れる 割り入れた直後 溶けはじめる
溶けると共に沈み、流れ出るドリップによって水が赤くなっていく 綺麗に溶けた赤虫
昔 販売していた濾し器 濾し器に注ぎ入れる 水洗い
綺麗になった赤虫 ピンセツトで水槽へ オススメ・濾し器

通常、ブロックを割って使用するのだが・・・貴方の水槽の場合で考えたなら、上記作業をしない場合は 水換え⇒水換え までの周期に水槽内に冷凍赤虫を使う量(汚れた水)が入っている分だけ藻(コケ)の発生に繋がりやすい状況ができます。どのような冷凍エサでも、一番の基本は無視しないで、お使い下さい。

板状タイプでも、100g中50%位は水分です。水分を含まないと冷凍時に全て表皮の破壊が起こり使えなくなってしまいます。貴方が愛する魚達に ○ブロック分必要だ!と思えたなら、倍量を与えて下さい。多くの方が使用しているキューブタイプの赤虫は、内容量が100g中25%位ではないでしょうか?貴方が愛する魚達に ○ブロック分必要だ!と思えたなら、3〜4倍量を与える必要があります。

孵化ブラインシュリンプの使い方

孵化したブラインシュリンプを使用する場合、考えなくてはならないのが 孵化>>水洗い>>与える といった作業が必要だ!この作業は、嗜好性の良い生きたエサを新鮮な状態で稚魚達に与えるエサとしてはBESTだが、水洗い作業をしないで与える場合は、腐敗直前の塩水まで稚魚達に振り掛けることとなり、飼育水の維持は短期間で水換え作業へと繋がってしまう。

稚魚や小さな魚を飼育する場合、一番 栄養価及び嗜好性のある孵化ブラインシュリンプ(アルテミア)です。塩水を粗塩で作り乾燥耐久卵を孵化させます。使用する塩水の比重は1.022〜1.023位で24℃位の水温が良い状態で湧かすことができますよ。

粗塩で塩水を作る場合でも、塩の種類によって塩分濃度(比重)が変わります。

         
写真 上段の左から右へ と見る
孵化させている 孵化させている 孵化した分を濾す 海水は濾し器を通過
汚れた海水 やさしい水流で、水洗い 洗い終わったら・・・
透明容器に入れて 移し終わった 容器満タンまで水を注ぎ 分離を待つ
分離を待つ 孵化した分は、徐々に沈み・・・殻は水面に浮く
分離終了 容器を傾け、水面に息を吹きかけ・・・浮殻を捨てる 綺麗に沸いた
赤穂の天塩(スーパーで購入) ワンタッチ比重計
現在 オススメ の 濾し器 すっきりパイプセット 昔 販売していた濾し器

当方は赤穂の天塩(スーパーで購入)した粗塩で・・・塩水を作ります。海水比重は塩の種類を変えただけでも変わりますから・・・注意。一々塩水を作って湧かすのが面倒だ!と思えたのなら迷わず、冷凍のミジンコを ご使用ください。使用方法は、赤虫と同じです。

引越しでの輸送。

・短時間区域に自分で輸送する場合、持てるサイズの水槽なら、底砂付近まで水を抜き、運ぶ。
・持てない水槽は、リセットをする要領で・・・
・水槽内の植物は、湿らせたキッチンペーパーで包み、新聞紙で光が入らない様に・・・更に包み込み、水槽に入れて輸送すれば曲がってしまったりしません。
・活着水草であれば、上から湿らせたキッチンペーパーや、新聞紙で被い、水槽に入れて輸送すればOKです。
・小型の熱帯魚(テトラなど)は、少し厚めのビニール袋に入れ、光を通さない箱などに入れて運べばOK。
・テトラなどの小さな魚は、殻のペットボトルに水槽の水を入れ複数魚を入れても運べるよ。
・コリドラスなど、棘を持つ魚を短時間区域に自分で輸送する場合は、塩化ビニール製?のコップ(使い捨てタイプ)などを匹数分だけ用意して、水が、こぼれ にくい衣装ケースに少し水を入れて、コップを並べ輸送する。隙間があるようなら殻のペットボトルなどで隙間をなくせば軽くて便利だよ。
(水を入れたコップは、ビニールなどで蓋をして輪ゴムなどで留めればOKだよ。)
*他の大型魚などの場合や、遠方地域への輸送の場合など・・・地域SHOPで相談下さい。

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