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ビオトープ(環境)から水質安定の基礎を学ぶ

まわりの建物により、朝日を浴びる以外は終日、日陰に近い環境から様々な体験および実験ができました。

屋外にて、メダカ飼育と水生植物の育成
スイレン鉢や大きめのタライ&スチロール箱&ガラス水槽にて、メダカなどを飼育する。

EverGreenでは、駐車場の奥スペースを利用して、池代わりの子供用プールなどで代用し浮き草の育成を6月〜11月頃まで楽しんでいます。

画像奥のプール(150cm)を、2003年のお盆すぎに、叩き売りセール(500円)で購入し、メダカや浮き草を入れて楽しんでいますが、2006年2月現在でも商品は健在です。
この方式を利用する最大のメリットは、壊れて処分する時でも・・・小さく折り畳める・・・ことが重宝することでしょうか?

写真の様な絵柄が恥ずかしい!と感じたなら・・・
100円ショップやホームセンターでスダレを購入し長さ調整して、絵柄が隠れるようにカットし、ブロックなどを使い固定すれば和風の池が完成します。

屋外、ビオトープの環境水、比較実験 2003年 9月
  写真左の容器  底砂の入らない容器の水の色。
アオコが発生して緑色の水。目測、ミジンコの発生なし。触ると水が温かい。
底砂を入れない環境では、日焼けした様に、本来の緑が少なくなり(黄化け&白化け)現象になり、綺麗な草体にならない。
写真右の容器  底砂の入っている容器内の水の色。かなり透明。
触ると水が冷たい。目測、玉ミジンコが多く発生する。
飼育容器の底に、土や砂などを1cm厚でも入れてある場合は、青々とした葉を讃え植物の成長は良く育ち殖えていく。

浮き草やメダカを楽しむ為には、飼育環境として重要な役割である・・・底砂・・・が、とても水作りには重要です。

【 浮き草 】

太陽光が直接、水草にあたらない日陰環境でも、光合成には十分な量が供給され、水は酸欠にはなりにくく、水草が生長する過程で水質の浄化作用もある。
浮き草の根が、適度な産卵床を作り出し、また稚魚たちの隠れ家ともなる。

殖えすぎた水草は適度に間引く必要がある。浮き草のスペース(50:50)空スペースが理想の環境だろう。
しかし、飼育を楽しむなら水面のスペースに対して浮き草の割合が30%程度に収めたい。

水面を浮き草が覆うほど殖えた環境を放置していると、水面の揺れが起き難く溶存酸素の溶け込みが悪くなり、浮き草は根を捨てる!
溶けた根が底に溜まり腐敗して飼育水の悪化を招く。そのことが飼育環境を更に悪化させ生物が棲めない環境へとなっていくから注意しよう。

【 植物と水温 】

環境バクテリアが活動できるだろう水温は15℃以上・・・30℃以下である。
植物の成長も、濾過バクテリアの活動と密接に連動していることに気づいて欲しい。

温帯域に適応した植物なら、水温が15℃未満になっても育成可能だろうが、成長は望めない!だから植物による水質の浄化作用は期待しないでくれ。
温帯域に適応していない植物の代表(多くの浮き草)はバクテリアの活動に依存する場合が多く根から菌糸だけを底に落とし、枯れ始める。

容器内に底砂がある環境では、根から落とした菌糸が、底で越冬し、再び翌年の初夏の最高(水温22℃)から、再び成長を始める。

水生植物が絶えてしまった様に見える容器内の底を、動かしたり、洗ってしまった場合では、翌年の準備に残した菌糸が洗われ、翌年は植物が出てこないのである。
陸上でも経験があるだろうが、ほぼ毎年の様に、朝顔などの種が地面に落ち、冬には枯れて...が翌年には必ずほぼ同じ場所から発芽する。

【 飼育水 】

使用する飼育水としてオススメなのは水道水だ。
貴方が飲めると判断できる水なら魚達も安心ではないだろうか?また井戸水を使う場合でも普段から飲み水として使用できる水なら魚達も安心だ。

@ 風などによって水面が、適度に揺れ、溶存酸素が入りやすく、還元バクテリアも湧く。
A 大気中から、単細胞微生物群(インフゾリア)が自然と湧く。
B 浮き草によって、強い太陽光線をやわらげ、飼育水の上昇を緩和させる。
C 水草の成長に伴い、水の浄化作用もある。・・・だから、屋外飼育は水が傷みにくい。

危険な飼育水の代表は、ボーリングの浅い(100m以下)地下水を汲み上げている井戸水だろう。
何時?何処で農薬や環境ホルモンが混入するか?判らないのが大きな欠点だろう。水脈の上流域に田畑&工場&ゴルフ場などがある地域の地下水は飲み水に適さない。
井戸水が安全と、言われた時代は終わった。

【 アオコ水 】

底砂の入らない容器で飼育すれば2〜3日でアオコ水ができる。
特に太陽光(朝日以外の)が入る場所ほど植物プランクトンの発生は多い。また、底砂が入っている環境であっても飼育数が多い場合はアオコ水になりやすい。

植物による浄化作用がない分だけ、傷みやすい様にも思えるが、植物性微生物群が殖えやすく、傷みにくい様に思えるが・・・
一線を越えたアオコ水(水面以外では魚が見えない環境)では酸欠になるから注意。特に冬場以外、15℃以上ある水温下では溶存酸素の溶け込みが悪くなるので注意しよう。

ここでは自然界のアオコ水を想像しよう!
ニュースなどで海の場合(赤潮発生)とは、すなわち淡水で言うアオコ水(植物プランクトン)が殖えすぎて酸素量が低下し、魚が逃げ出す現象。だけど限られた飼育容器内で赤潮同様のアオコ水になったなら、逃げ場のないメダカたちは壊滅。

【 飼育場所 】

体験から学べる!飼育水の安定や植物の育成を考えると、空気の流れがあり終日、日陰の環境が良い。

簡単な実験から水質安定の基礎を学ぶ・・・水を張ったバケツを用意して検証する。
・・・風が通る屋外に置き、水が傷むか? ・・・何故か?何時のまにか?コケが生え出し、水は傷まない。
・・・風が通らない屋根下に置き、水が傷むか? ・・・短期間で水面には油膜が張り、バケツ内の水は腐敗していく。
・・・室内に置き、水が傷むか? ・・・短期間で水面には油膜が張り、バケツ内の水は腐敗していく。

屋外で魚や水草の飼育&育成を経験(体験)から、安易に室内育成へと切り替えると、飼育&育成の大きな壁にぶつかる。

水が傷む場所に置く、生物飼育は、自然界の様な濾過環境を再現しないとメンテナンス(管理)は、必要以上に大変である。

室内、水槽育成の環境で、多くの浮き草は水面に水流があると育ちません。だからと言って水面が波立たないと油膜が張って水質の悪化を招きます。

【 飼育数と餌の関係 】

屋外飼育では餌を与える必要はない?
水温が15℃以上の環境下では、蚊が卵を産み落とし、ボウフラが沸きやすく、また、大気中から微生物群が飼育容器内に入るので、飼育容器に適した数が自然と湧くことにはなるが...何時も腹ペコ状態が良いか?を考えて頂きたい。

2009年 4月25日(雨)現在・・・画像左の180cmプールは底面2cm〜3cm厚で川砂を入れ、一部ソイルを入れて、水草のグロッソスティグマが綺麗な緑色で一年中育っています。右の150cmプールには底砂が入らない為、少々濁り気味ですが底に穴を開けた!スチロールBOXには、洗浄後の海砂を入れ花菖蒲や季節になると水草が生えてきます。また100円ショップで購入した角型プランターにも、洗浄後の海砂を入れ花菖蒲が育っています。

ホームセンターで購入した角タライ(大)画像奥には、180cmプールから移動した睡蓮(ピンク)を入れ、白メダカの子供たちが育っています。

180cmプールは底面2cm〜3cm厚で川砂を入れ、一部ソイルを入れて、水草のグロッソスティグマが綺麗な緑色で一年中育っています。
150cmプールの主な住人は、Mixメダカと金魚(ランチュウ/色が出始めた青仔達)が元気に生活しています。

雨が降ると、屋外の飼育水はリセットされる為に、飼育水を交換する必要がありません。
ちなみに2003年8月中旬に購入した、150cmプールは日照り続きで足し水(水道水)をしたことが2回程ありますが、設置から・・・そのままで維持しています。

21年 5月11日の睡蓮(ピンク)冬を越して暖かくなってくると浮葉を次々に出して・・・もう一つの角タライ(大)は、底砂が入らないので、アオコ水になっています。

メダカの飼育環境を考える・・・春から秋までの楽しみは、屋外飼育のメダカ達

【 メダカの飼育環境 】

めだかの学校・・・という歌詞の一説より ・・・メダカの学校は川の中、そ〜と覗いて見てごらん・・・ 連想できるだろう環境が・・・

流れが穏やかな川の水面や水中を泳ぐ姿が見れる環境を想像すれば、溜池や沼地的な環境が必要だろう。

【 屋外飼育 】

天気予報を見ていると、最高気温予想がされている・・・そこで注意!気温を測っている場所を想像してみよう。

計測場所は、土(芝が生えたような場所の頭上、約1.5〜2m)で、しかも小屋(空気が通る日陰状態)だ。
飼育容器の場所は日向?日陰?そして地面は何?(土vsコンクリートvsアスファルト)・・・
日向でコンクリートの地面などに容器を置いた場合は、気象庁発表の+5℃を想定する必要があるだろう。

水温の低下に伴い屋外飼育(非加温飼育)での越冬条件は・・・寒くなって育たない植物(水草/ホテイ草など)などを・・・飼育容器から出すな!です。
底に沈殿(枯れ)してしまった植物が越冬の為の布団となり、寒さを凌ぐ為には必要です。

路上生活者から新聞紙やダンボールを取り上げ、寒さに耐えろ!と言っている様なもの。想像しただけでも、凍え死んでしまいそう・・・と同じなのです。
暖かくなってきた春に環境を整え・・・飼育を再び楽しめば良いだけ!です。

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